京王電鉄は3日、高速バスを活用した「貨客混載」による宮城県石巻市産の海産物の販路拡大事業を開始した。
これは、京王バス株式会社(本社:東京都府中市、代表取締役社長:丸山 荘)と宮城交通株式会社(本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:青沼 正喜)が共同で運行している高速バス路線「新宿・渋谷~仙台・石巻線」(新宿・渋谷~仙台・石巻間)において、新宿・渋谷方面行きのトランクルームを活用し、宮城県石巻市の新鮮な海産物を定期的に輸送し、株式会社京王ストア(本社:東京都多摩市、代表取締役社長:山岸 真也)が運営する「キッチンコート永福町店(最寄:京王井の頭線永福町駅)」と「キッチンコート吉祥寺店(最寄:京王井の頭線吉祥寺駅)」にて販売する事業です。
1.本事業のねらい
(1)高速バスで輸送することにより、高速バスの生産性向上を図る。
(2)産地直送の海産物を差別化商品とすることで京王ストアの魅力が向上する。
(3)石巻市の知名度向上や海産物の販路拡大により、地域経済の活性化に貢献する。
2.販売開始
7月3日(土)から
※7月3日(土)に販売する海産物は7月2日(金)に輸送します。
※以降の販売は毎週水曜日・土曜日を予定しています。(輸送は前日に行います)
3.販売店舗
4.販売する海産物の特徴
石巻市にある三陸金華山沖漁場は、世界に多数存在する漁場の中でも特に漁獲種の多い優良な漁場として「世界三大漁場」のひとつと呼ばれています。親潮(寒流)と黒潮(暖流)がぶつかる潮目であることに加え、三陸沿岸に連なるリアス式海岸や多くの島々の点在が魚の絶好の住処となるため、非常に豊富な種類の魚介類が水揚げされます。さらにこのリアス式海岸は山地が海の間近まで迫るため、森のミネラルをたっぷり含んだ山水が絶えず海へ流れ込みます。そこで海水と混ざりあうことにより、世界有数の植物プランクトンの発生する絶好の漁場となっています。
【海産物一例】カレイ、ヒラメ、サバ、メバル、ホヤなど
5.貨客混載概要(運行行程)
※STORY株式会社(本社:宮城県仙台市、社長:小野寺仁)は、宮城県内の農水産物業の支援を通じて
地域活性を手掛ける会社です。今回の貨客混載事業は、新型コロナウイルス感染症流行拡大を受け、地
元農家・漁師の飲食店向け出荷需要が減少するなかでSTORY株式会社が発足した「コロナに負けな
い!食の宝庫 東北!食べて応援プロジェクト」の取り組みの一環です。