下呂温泉旅館協同組合(岐阜県、滝多賀男理事長)は1月16日、岐阜県下呂市の水明館で新年総会と組合創史75周年記念式典を開催した。地元国会議員、行政、県会議員、組合員など約200人が出席した。
冒頭、滝理事長(写真)は「昨年1月1日に観光立国基本法が施行されて1年。国策として観光産業の地位向上に向けた対策が講じられている。我々組合の前身組織である下呂温泉宿屋営業組合が昭和7年に発足して75年。昭和38年に法人化を行い、組合事業も組合員の力を結集して行う共同化を推進して全国の温泉地でも注目される各種共同事業を展開してきた。温泉の保護の観点から始まった集中管理は、温泉に加温の必要をなくし、省エネを実現した。地域ブランド認定(地域団体商標)も受けた。本年も下呂温泉の飛躍の年となるように来賓の皆様には一層の協力をお願いしたい」とあいさつした。
組合では75年を記念して組合小史「75年の歩み」を発刊した。
次いで永年勤続従業員124人の表彰が行われた。来賓からは、金子一義・衆議院議員、武田祐治・飛騨地域振興局長、駒田誠・岐阜県議会議員、山田良司・下呂市長、西村哲治・JR東海運輸営業担当部長、大野嘉弘・岐阜県中小企業団体中央会専務理事が祝辞を述べた。