ビッグホリデー(東京都文京区、岩崎安利社長)は2023年3月13日、メディアリンク( 東京都港区、松本淳志代表)と共同で、Webサイト上でのユーザー体験向上を⽬的として、GPT-3.5を活⽤したカスタマーサポート⾃動対応化の実証実験を開始したと発表した。ChatGPT等のGPT関連技術を活⽤した製品を⼀般公開する事例は「国内の旅⾏会社で初」と同社。
■実証実験の開始背景・概要
昨今、世間を賑わせているChatGPTに使⽤されているGPT-3.5という⼤規模⾔語モデル(LLM)を活⽤し、ビッグホリデーのWebサイトを利⽤するユーザーからコンタクトセンターに寄せられる質問、それに対する回答をより⾼い精度で⾃動応答することで、ユーザー体験を向上させるため実証実験を開始いたします。
これは、⽇本国内の旅⾏会社で初めての取り組み(メディアリンク株式会社調査)であり、Webサイト上でのカスタマーサポートがより⾼度化されることが期待されます。この共同プロジェクトは、⽇本の旅⾏業界において、またカスタマーサポート業界において、新たな⼀歩を踏み出すことになると期待しています。
■ChatGPT・GPT-3.5について
ChatGPTは、OpenAI社が開発したGPT-3.5という⼤規模⾔語モデル(LLM)で構築されています。元となったGPT-3は1,750億パラメータという膨⼤な⾔語を学習したモデルであり、これまでのAIチャットボットの常識をはるかに上回る認識・回答精度が特徴です。その技術を活⽤したChatGPTは、あたかも⼈が回答をしているように、⾃然な⽂章で質問に的確に回答をする⽣成型AI(Generative AI)とも⾔われています。
■プロジェクトにかける期待
ビッグホリデー株式会社は、ChatGPTを活用した自動応答による実証実験に大いに期待しています。
ChatGPTを活用することにより高い精度で長時間待たせずにユーザーの問い合わせに回答できるようになり、その結果ユーザーは不便やストレスを感じることがなく問題を解決できると考えています。
さらに、自動応答によってスタッフの負荷を軽減し、チーム全体の効率性向上にもつながると期待しています。
■ChatGPTへの想い
2000年代にスマートフォンが登場したことにより環境が一変したように、GPT-3.5といった大規模言語モデルなどのAI技術の進歩は目覚ましく、我々のライフスタイルやビジネスモデルを一変させるというレイ・カーツワイル氏が提唱するシンギュラリティの到来が早まったと確信しています。
この変化に適応し、いち早く組織内へ浸透させることで成長性を高められるか否か。
期待と不安を感じつつもチャレンジ精神旺盛な当社では、可能性あふれる高みを目指して邁進して参ります。
■会社概要
会社名 :ビッグホリデー株式会社
所在地 :〒113-8401 東京都⽂京区本郷3-19-2 ビッグホリデービル
代表 :代表取締役社⻑ 岩崎 安利
設⽴ :1964年4⽉
資本金:8千万円
URL : https://bigs.jp
事業内容:「国内ツアー」「スキー・スノーボードツアー」「海外ツアー」という3つの旅⾏事業を軸に、各部⾨で様々なサービスを提供
会社名 :メディアリンク株式会社
所在地 :〒108-0014 東京都港区芝5-31-17 PMO⽥町5F
代表者 :代表取締役 松本 淳志
設⽴ :2009年7⽉
資本⾦ :1億円
URL :https://www.medialink-ml.co.jp/
事業内容:コールセンターシステムやチャットサポートツールなど、「ビジネスコミュニケーション」に特化したシステム開発、及びコンサルティング