国際線座席利用率91.6%、3月は過去最高水準 JALグループが2025年度通期・2026年3月輸送実績を発表


 日本航空(JAL)は4月22日、JALグループの2026年3月運航状況および2025年度通期輸送実績を発表した。3月の国際線座席利用率は91.6%と前年同月の88.8%を大幅に上回り、旅客数も前年比102.5%の71万7877人を記録。通期でも国際線・国内線ともに旅客数が前年度を超え、堅調な需要回復を示した。

国際線、3月は北米・東南アジアが牽引

 3月の国際線(JALグループ=JAL+JTA)の旅客数は71万7877人(前年比102.5%)、RPK(有償旅客キロ)は40億1254万3千人キロ(同104.9%)、ASK(有効座席キロ)は43億8177万3千座席キロ(同101.7%)だった。座席利用率は91.6%で、前年同月の88.8%から2.8ポイント上昇した。

 方面別では、北米が旅客数16万4325人(前年比110.9%)、利用率90.6%(前年同月88.6%)。東南アジアが旅客数19万9851人(同108.4%)、利用率90.4%(同88.1%)と高水準を維持した。欧州・中東は旅客数5万7919人(同91.0%)と前年割れながら、利用率は97.2%と全方面で最も高かった。ハワイ・グアムは旅客数6万7641人(同100.0%)、利用率92.3%(同91.5%)。東アジア(ソウル除く)は旅客数16万9482人(同96.4%)、ソウルは3万4806人(同90.2%)と、近距離アジア路線が前年を下回った。

2025年度通期、国際線は年間800万人超え

 2025年度通期の国際線旅客数は800万8848人(前年度比105.6%)と、2024年度の758万4536人から大きく伸長した。RPKは453億534万3千人キロ(同108.1%)、ASKは527億9585万8千座席キロ(同105.7%)、座席利用率は85.8%(前年度83.9%)だった。

 方面別通期では、ハワイ・グアムが旅客数80万7801人(前年度比116.8%)と最大の伸びを示した。北米も183万2451人(同110.7%)で大幅増。東南アジアは217万1960人(同107.1%)と最も多い旅客数を記録した。欧州・中東は76万1007人(同104.8%)、オセアニアは22万5666人(同103.3%)。一方、東アジア(ソウル除く)は179万4263人(同98.4%)、ソウルは41万5700人(同94.3%)と前年度を下回った。

国内線、3月の利用率は90.0%

 3月の国内線(JALグループ=JAL+J-AIR+JAC+HAC+JTA+RAC)の旅客数は344万7548人(前年比103.8%)、座席利用率は87.6%(前年同月83.3%)だった。

 主要路線の3月実績を見ると、羽田-那覇が旅客数26万4849人(前年比107.2%)、利用率96.0%(同93.7%)。伊丹-那覇が4万7325人(同102.5%)、利用率98.0%(同95.2%)。羽田-伊丹は22万6503人(同101.1%)、利用率91.7%(同87.3%)。羽田-福岡は31万6486人(同109.0%)、利用率89.6%(同86.2%)。羽田-札幌(新千歳)は32万696人(同99.7%)、利用率91.8%(同91.6%)だった。

 高利用率を記録した路線では、伊丹-那覇が98.0%、羽田-宮古が97.2%、羽田-石垣が96.9%、羽田-奄美大島が93.3%など、沖縄・離島路線の需要の強さが目立った。

 一方、鹿児島・奄美方面では複数路線で前年を下回る利用率も見られた。那覇-与那国は旅客数4893人と前年比147.7%と大きく増加した一方、那覇-石垣は49501人(同99.3%)と前年並みだった。

2025年度通期、国内線は3823万人超え

 2025年度通期の国内線旅客数は3823万4040人(前年度比105.8%)、RPKは292億7216万4千人キロ(同105.8%)、ASKは348億8951万4千座席キロ(同99.4%)、座席利用率は83.9%(前年度78.9%)と、5.0ポイント上昇した。

 通期主要路線では、羽田-福岡が348万3142人(前年度比108.2%)、羽田-札幌(新千歳)が356万2991人(同106.1%)、羽田-那覇が282万4621人(同105.6%)と、幹線路線がいずれも前年度を上回った。羽田-熊本は101万9251人(同111.6%)と100万人超えを達成し、羽田-高松は69万4310人(同113.5%)、羽田-高知は48万5417人(同113.3%)と四国方面も高い伸びを示した。

 また伊丹発着路線では、伊丹-仙台が38万6782人(同111.8%)、伊丹-熊本が19万426人(同115.2%)と好調。関西-那覇は30万5083人(同115.6%)と大幅増だった。

 那覇-宮古は通期70万1150人(同107.6%)、那覇-与那国は4万456人(同128.9%)と離島路線が伸長した一方、那覇-石垣は55万8901人(同105.4%)と堅調に推移した。

国際貨物は年間58万5321トンで前年比114.2%

 2025年度通期の国際貨物重量は58万5321トン(前年度比114.2%)で、前年度の51万2563トンを大幅に上回った。3月単月では5万874トン(同108.5%)だった。

 一方、国際郵便は通期で1万2306トン(同84.8%)と前年度を下回った。3月は917トン(同73.4%)。

 国内貨物は通期32万5816トン(同99.2%)とほぼ前年並み。3月は2万7310トン(同99.2%)だった。国内郵便は通期2万8664トン(同105.1%)と前年度を上回り、3月は2428トン(同108.3%)だった。

3月の運航状況、グループ全体で運航率99.1%

 2026年3月のJALグループ全体の運航便数は国内線2万5652便、国際線4696便、合計3万348便。運航率は国内線99.3%、国際線99.0%、総計99.1%だった。

 定時出発率(出発予定時刻から15分以内に出発した便の割合)は、国内線81.8%、国際線84.3%、全体84.0%。遅発便は国内線3914便、国際線857便の計4771便で、内訳は機材繰りによるものが2907便と最多だった。

 欠航便はグループ全体で319便。うち天候によるものが114便、機材繰りによるものが150便、その他33便などだった。

 JALグループの各社別では、JAL本体の国内線運航便数は2万2361便(運航率98.8%、定時出発率84.8%)、国際線は3914便(同99.3%、同83.9%)。JTAは国内線2022便(運航率99.8%、定時出発率82.9%)、国際線62便(同98.4%、同89.0%)。RACは国内線1139便(運航率100.0%、定時出発率67.3%)と運航率は完全達成だったが定時出発率は低い水準にとどまった。

 
 
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