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明るい話題となったパンダの公開=1日
東日本大地震による一連の影響により、3月17日から休園していた恩賜上野動物園(東京都台東区)は1日から、再開園と併せ、2月21日に中国から来日した2頭のジャイアントパンダの一般公開を始めた。上野動物園でジャイアントパンダが公開されるのは、リンリンが死亡した08年以来3年ぶり。公開初日には約2万2千人が来園し、パンダの愛らしい姿などを楽しんだ。
1日、午前10時の開園に先立ち、午前9時30分ごろにそれぞれの屋外放飼場に姿を見せたメスのシンシンとオスのリーリーは、多くの報道陣を前にしても動じることなく動き回り、家族連れが放飼場前に二重、二重の人垣を作っても、来園者の目の前で堂々と竹をほおばった。
同日は晴天だったこともあり多くの家族連れでにぎわった。埼玉県草加市から祖父に連れられて来たという小学生の女の子は、「パンダは大きくて、テレビで見るよりもかわいかった」と笑顔をはじけさせた。
上野動物園によると同園の入園者数は、震災直後の週末である3月12、13日は4563人、6354人と例年の4分の1程度に落ち込んだが、パンダ公開後初の週末となった4月2、3日は、2万6214人、2万7223人と例年並みの入園者数まで回復したという。
同園では10日まで被災者の入園料を無料とするほか、東京都内への避難者を対象に専用バスでの無料招待も実施。
東京都では、多摩動物公園、葛西臨海水族館、井の頭自然文化園でも10日までの期間、被災者の入園料を無料にする。
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