
体験予約サイトの取り組み、成果等を聞く
コロナ禍以降、室内での密状態を回避する傾向が続き、アドベンチャーツーリズムが波及するなど、野外で体験を楽しむコンテンツが増加している。現在、どのような体験が注目され、体験予約サイトを運営する会社は何の領域で成果を上げているのか。体験予約サイトを運営する大手7社に独自アンケートを実施し、現状を聞いた。
海、遊園地・テーマパークに力
アンケートでは、体験予約サイトにおける「契約・掲載」「現在、特に力を入れている領域」「21年度(または22年度)で成果が出た商品(または取り組み)」などを尋ねた。期限までに7の体験予約サイトを運営する会社が回答した。
■海、遊園地・テーマパークに注力
現在、特に力を入れている領域を尋ねたところ、回答7件のうち、最も多く回答した領域は「海」「遊園地・テーマパーク」(各5件)だった。具体的な取り組みとして、海がダイビング、シュノーケリング、SUP、カヤックなどマリンアクティビティ、遊園地・テーマパークがチケットオンライン予約・販売、非接触決済ソリューションなどが挙がった。2番目に回答が多かったのは、「川・湖」「SDGs」だった。
■チケットのデジタル化が大幅に加速
21年度(または22年度)で成果が出た商品(または取り組み)を尋ねたところ6件が回答。コロナ対策を兼ねたチケットの電子化へのニーズが高かった。プラットフォームづくり、企業連携による商品造成、他ジャンルも含めたグループ内販促企画の実施で効果を出した会社もあった。
■体験提供者との取り引き多数
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