大和ネクスト銀行が働くシニア(60~79歳)の男女を対象に実施した「仕事と生活に関する実態調査」によると、6割強が「旅行・レジャー」にお金を使いたいと考えていることが分かった。シニアの旅行・レジャーに対する消費意欲は依然として強い。
調査は9月下旬、インターネットリサーチにより実施し、千人の有効サンプルを集計した。
現在、どのようなことにお金を使いたいか聞いたところ(複数回答)、1位は旅行・レジャーで61・6%に上った。次いで、「食品・飲料」(42・8%)、「健康」(41・4%)、「外食」(34・5%)の順。
休日の過ごし方では、もっとも多かったのはテレビの76・3%で、インターネット(69・2%)、日帰りを含めた旅行(39・3%)を上回った。
特に、70代女性の約半数が日帰りを含めた旅行と回答しており、同行は「アクティブに余暇時間を過ごしている人の割合が高い傾向にある」と分析している。
ちなみに、働くシニアの手取り額は月平均22万円で、男性は28万3千円、女性は16万円だった。また、1カ月の生活費は「5万~10万円未満」との回答が27・4%でもっとも多く、平均金額は15万円となっている。うち、小遣い(自由に使えるお金)は平均3万5千円で、男性は4万3千円、女性2万7千円。