ソラシドエアは5月27日、2020年度3月期(19年4月1日~20年3月31日)決算を発表した。当期純利益は、前年比53.2%減の9億9千万円。新型コロナウイルスの影響で大幅に下押しされ、減収減益となった。
決算は、売上高が同0.2%減の418億5千万円、営業利益が同55.2%減の14億2500万円、経常利益が同58.6%減の13億600万円だった。
営業面では、「九州おトク旅!キャンペーン」やプラチナスポンサーを務めた「2019ISAワールドサーフィンゲームス」開催を記念した「宮崎『いい波!』キャンペーン」など各種キャンペーンの展開、電力インフラを観光資源としたインフラツーリズム推進への参画による旅行商品の造成といった、九州、沖縄にこだわった施策に取り組んだ。
また、3月29日から福岡―沖縄(那覇)1往復、名古屋(中部)―宮崎2往復を開設するほか、東京(羽田)―宮崎1往復を増便し、ネットワーク拡充をするとともに、東京(羽田)―沖縄(那覇)の深夜早朝臨時便、熊本・鹿児島・沖縄(那覇)―台北(桃園)間の国際線チャーター便も実施した。
サービス面では、機内ドリンクのリニューアルや、機内エンターテインメントサービス「ソラタイム」の充実などに取り組んだ。
21年3月期の連結業績予想は、新型コロナの状況の先行きが不透明なことから、算出を見合わせている。