中国最大の旅行コミュニティサイト「Lotour(ロツアー)ドットコム」に2日、訪日を促す旅行サイト「Lotourジャパン(http://japan.lotour.com)」がオープンした。Lotourジャパンでは現在、このサイトへの参画を希望する旅館・ホテルを募っている。
Lotourは2005年、「消費者に本当にいい旅行を選択、作成してもらえるサイト」をコンセプトに誕生。単なる旅行関連情報や旅行商品の販売だけでなく、消費者会員同士の情報交換の場となるSNS(交流サイト)としての機能や、企業間取引ができるシステムも完備する。
現在の会員数は、一般消費者が約366万人、旅行関連企業が約4万社。総ページ数は、10万以上で、取り扱う旅行商品点数は約50万。一昨年からは、海外旅行にも注力し始め、今回の日本サイトオープンはその一環。2月20日には、観光庁のビジットジャパンキャンペーンの特集ページも掲載される予定。
「中国最大のLotourに施設情報を掲載すれば、中国人観光客を効果的に集客できる」と日本での総代理店を務めるエアークルーズ(東京都中央区)。2月末日段階の参画施設として、約300軒を見込んでいる。
施設の情報ページはすべてエアークルーズが制作する。中国語への翻訳、掲載後の管理までをすべて請け負う。また、同社の中国スタッフが直接、中国の旅行代理店を回り、参画した旅館・ホテルをPRする。
同社では、集金や予約などの面倒な手続き業務を代行するほか、中国人観光客とのトラブルもサポート。旅館・ホテルは、専用の客室を確保する必要もないという。
サイトへの掲載料は無料だが、施設情報ページの翻訳制作料が必要。実際に中国人観光客の呼び込みに成功した際は、送客手数料が発生する。
この件についての問い合わせ先は、エアークルーズ(TEL03・3537・7255)。
Lotourジャパンのサイト画面