リンネは、かざすAI図鑑アプリ「LINNÉ LENS」を公開した。日本の水族館にいる生き物の9割に対応する。
モバイルAI/ARシステムの企画・開発・運営を行なうLinne株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役共同経営者: 杉本謙一・ヤン ヒチャン、以下当社)は、本日、かざすだけで生き物の名前が瞬時にわかる「LINNÉ LENS(リンネレンズ)」をiPhoneアプリで正式公開いたしましたので、お知らせいたします。
「LINNÉ LENS」はリアルタイム・オンデバイス推論に特化した「かざすAI図鑑」です。近代分類学の父、カール・フォン・リンネの名前にちなみ「世界中の動植物を瞬時に識別し、誰もが専門家のように世界の豊かさを解釈できるレンズ」を目指しています。第一弾は約4,000種、日本の水族館にいる生き物の9割に対応しました(*1)。魚類を中心に、哺乳類、鳥類、両生類、爬虫類、甲殻類、軟体動物、刺胞動物など幅広く認識できます。学習済みの水族館の生き物に対する認識成功時の平均精度は90%前後です。認識精度、対象は今後も継続的にアップデートしていきます。まずは全国の水族館や、釣り、シュノーケリング・ダイビング、川や海での生き物観察にご活用ください。
世界のモバイルAR市場は2021年までに600億ドル以上に到達すると予測されています(*2)。「LINNÉ LENS」が利用シーンの一つとして想定する水族館・動物園の年間来場者数は国内7,000万人(*3)、全世界7億人(*4)とも言われています。地球上の生物多様性が急速に失われていることが大きな社会問題となるなか、当社は独自に開発したモバイルAI/ARシステム(特許出願中)を核に、全世界の人々が生物多様性に関する理解を深められるアプリケーションを開発し、同時に専門家や研究者の方が生態系の把握・保全に活用できるテクノロジーの開発に注力してまいります。
(*1) 日本動物園水族館協会掲載の水族館の飼育動物に対するカバレッジ
(*2) 英調査会社Digi-Capital調べ
(*3) 日本動物園水族館協会調べ
(*4) 世界動物園水族館協会調べ
■「LINNÉ LENS」概要
サービス名:LINNÉ LENS(リンネレンズ)
主な特徴:
(1) 4,000種の名前が瞬時に。
カメラをかざすだけで生き物の名前が一瞬で表示されます。名前を一つずつ表示するフォーカスと、複数同時に表示するマルチの2つのモードがあります。
(2)かざすだけ、自動で記録。
見つけた生き物は、種ごとに自動で、時系列で記録されます。生き物の解説は、その場でも後でもゆっくりご覧いただけます。
(3)種類別にコレクション。
LINNÉ LENSが認識できる生き物を網羅した系統樹です。見つけた生き物が記録され、生き物同士の意外な繋がりを発見できます。
(4)充実の解説。
生き物の知られざる情報やイラストを見ることができます。提携水族館では飼育員さんの一言解説もご覧いただけます。あなたの写真と充実の解説で世界に一つだけの図鑑が作れます。
(5)水中でも山奥でも。
生き物の認識はスマートフォン上でリアルタイムに処理されるため、携帯電波の届かない山奥や水中でも使えます。(スマートフォンの防水と身の回りの安全には十分ご留意の上、各自の責任でご利用ください。)
利用料 :ダウンロード無料
お試し無料(1日10種まで)
LINNÉ LENS PROプラン別利用料(1ヶ月 360円, 3ヶ月 720円, 12ヶ月 1450円)
対応言語:日本語・英語
対応端末:iPhone(Androidは準備中)
■「LINNÉ LENS」運営会社
会社名: Linne株式会社
代表者: 代表取締役共同経営者: 杉本謙一・ヤン ヒチャン
所在地: 東京都渋谷区恵比寿西2-19-9 フランセスビル 1F,2F
事業 : 人工知能プログラムの研究開発ならびにモバイルAI/ARシステムの企画・開発・運営
URL : https://linne.ai/