【VOICE】火山国・日本の観光資源 ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構 理事長 小川正人氏

  • 2022年3月11日

小川理事長

温泉地と国立公園はウィズコロナ時代の日本のジュエル

 5年前に一般社団法人ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構を設立し、欧州での同様の取り組みに想を得て、ONSEN・ガストロノミーウォーキングを日本中の温泉地で実施している。温泉を所轄する環境省のご協力を頂き、「めぐる・たべる・つかる」を合言葉にウォーキングの目線で、温泉地の食、景観、文化、歴史等を楽しむ取り組みを、北は北海道から南は沖縄、台湾まで、延べ100回実施し、参加者の総数は約2万人に上る。

 温泉地を歩いて巡りながら、各ポイントで地元ならではの食や酒を楽しみ、地元の方々との触れ合いも楽しめることなど、温泉地の今まで気づかなかった魅力を再発見できることで参加者が高く満足し、口コミが広がり、フェイスブック等SNSで毎回すぐに定員に達するほどの人気である。さすがにコロナ下では中止が相次いだが、マイクロツーリズム的な側面が見直され、人数制限や県内限定等感染対策の工夫を行って継続実施されている。

 本年から、ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構の兄弟法人として、ナショナルパークホスピタリティ協会を立ち上げ、日本に34ある国立公園をはじめとしたナショナルパークの活性化にも挑戦する。日本の国立公園は海外のそれとは異なり、人との共生で成り立っており、里山の整備等人が係ることが美しさの維持に欠かせぬ要素となっている。また、その多くは温泉地とも重複している。「ナショナルパーク検定」と称するオンラインの講座と検定も立ち上げた。地元の専門家を含む講師陣で、国立公園の成り立ちや特徴だけでなく、国立公園を中心とした地域の温泉地、文化、歴史、食等幅広い内容を学んでいただきたいと考えている。

 また、検定合格者に対しては、現地での講師との交流会や研修旅行等のさらに知識を深める場を設け、「ナショナルパーク・アウトフィッター」としてナショナルパークの魅力を生き生きと語る「指南役」になっていただきたい。さまざまな角度から国立公園の魅力を発信し、ゆくゆくは国内外の国立公園で持ち回りのナショナルパークサミットを開催し、相互の情報交換や発信の場としたいと考えている。

 火山国日本は、災害も多いが、国立公園に代表される世界でもまれな素晴らしい景観があり、3千に上る温泉地に代表されるONSENの恵みもある。ポストコロナ時代には、デジタル時代に心と体をリトリートメントすることができる世界のオアシスになると確信している。

小川理事長

 
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