【道標 経営のヒント 267】苦渋の今だからこそ タグ広告プランナー 宮坂 登

  • 2021年1月21日

 Go Toキャンペーンが止まって、旅館・ホテルの方々のご苦労に思いをはせていたところ、どっこい、取引先の旅館・ホテルから相次いで仕事の依頼が舞い込んできている。コロナ禍で立ち止まっていても仕方がない、次なる手を打っておこうという算段だと思う。弊社にとってもありがたい話である。

 一つは新規パンフレットの制作。宿の予約はネット全盛だが、その宿の社長によると「うちは高年齢のお客さまが多く、ホームページを見ても、最終的にはパンフレットがほしい、というお客さまが多い」という。無限にページを増やせるホームページとは異なり、限られた紙面に優先すべき情報をどのように的確に落とし込んだらいいのか、そんなふうに思い悩むのもずいぶん久しぶりな気がした。

 その宿もGo Toが止まった途端にあっという間に暇になったと聞く。小さな制作仕事でも、その販促ツールをご覧になる方々がどのように感じてくださるのか、社長と電話、メール越しにやり取りする中で、このツールが集客への大きな動線になることを願って制作に向かっている。パンフレットが販促のメインツールではなくなった今だからこそ、改めてその有用性を思う。ホームページでは宿の差別化は難しい。

 またあるホテルからはこの機に館内施設を刷新したようで、それに関連する情報ツールとしてインフォメーションブックの改訂を依頼されている。海峡に面した気持ちの良いロケーションホテル。開業後、長く足を運んでいないが、おもてなしの習熟度も当然上がったことだろうと思う。宿泊を楽しみに訪れた多くのお客さまが部屋でご覧になるツール。ホテルとお客さまの心をつなぐコミュニケーションを円滑にサポートできたらいいと、これもまた細心の注意で制作に向かっている。

 昨年オープンした途端、コロナ禍に見舞われて本来あるべき営業体制が確立されていないホテルからは、ブランディングと販促を同時に、という難題について相談されている。具体的には広告の各表現と、お客さまとの日常的なコミュニケーションを推し量る上での方法である。競合ホテルが多いため、どのようなブランド表現としたら差別化でき、認知してもらえるか、担当者とはそんなテーマで議論を重ねているが、もう少しで光が見えるところまで来ている。

 さまざまなニュースを見ていても、コロナ禍を逆手にとった独自のアイデアで危機を脱しようとする企業、団体の様子が報道されている。苦渋のときこそ、人間の知恵の力は大きいように思えてならない。

 
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