【道標 経営のヒント 251】目に見えぬウイルスがひたひたと タグ広告プランナー 宮坂 登


 今日は何人がコロナ感染、というニュースが定例の日常。気をつけているから自分は大丈夫、そんなふうに思っている方も多いと思う。かく言う筆者もその1人だったが、身の回りについにコロナ患者が出てしまった。ある取引先に出向いての打ち合わせで、3時間ほどの会議で相対した4人が濃厚接触者だったと、数日後に連絡が入った。どうやらその会社内にコロナ患者が出たことが原因で、クラスターの網に引っかかってしまったようだ。

 仕方がない、そんな思いで保健所に相談したところ「これといって症状がないなら、一定期間、おとなしくしていてくれ」との判断。「濃厚接触者との接触者」だから、といっても感染していないケースも考えられる、などと分かったようで分からない返答である。症状が出たらすぐに来てほしい、とも。

 コロナの症状など全くないのだが、社会の中で生きているわけだから、人に迷惑は掛けられない。自分が大丈夫でも、万一自分を介在して感染させてしまったら…、そんな心配もあって、8月中は誰とも会わないことにして、対外的に断りを入れてひっそりと過ごしていた。コロナという目に見えない相手、やむを得なかった。

 そろそろ動きだそうと思っていた矢先の8月末。取引先から再び連絡が入り、打ち合わせした4人が4人ともコロナ感染だと知らされた。そのうちの1人は家庭内で家族にも感染させてしまったという。

 来るべきものが来た。その旨を保健所に伝えたところ、再び「もうしばらく様子をみましょう」との曖昧な返答。どういうことなのか、検査をしてくれるように食い下がってみたが、ほとんど相手にされなかった。じれったいので、知人を介してPCR検査を行っている医師を紹介してもらい、その医師のもとで今後について相談に乗ってもらえることになった。これが現在、世の中の人たち全てが置かれている現状なのだ、と自分に言い聞かせている。

 ウイルスは自らの遺伝子情報「ゲノム」とそれを包むタンパク質でできた殻からなり、自らにはタンパク質を合成する装置がないため、宿主の細胞に感染して装置を乗っ取り、増殖に必要なものを作って外に飛び出し、次の宿主に感染する。ひたすら効率よく自分のコピーを増やす機械のような存在。コピーする際に数個のミスをすることで、ウイルス自体が変異していくという。

 そんな記事を読んで物思いにふけっていたら、別の取引先の社長がコロナ陽性となったと連絡が来た。先月会って直接話をした方だ。もう勘弁してくれ!

 
 
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