【道標 経営のヒント 231】医者でもないのに タグ広告プランナー 宮坂 登

  • 2020年4月16日

 風はまだ冷たく感じるものの、空は光にあふれ、どこにでもありそうな穏やかな春の一日。オフィスからぼんやりと目黒川の桜を眺めていた。枝には小鳥たちが新芽をついばみ、川面は花筏となって静かに流れている。川べりには桜を撮影する人や思い思いに散策する人々。世界中が新型コロナウイルスにおびえているなんてとても想像ができない。

 こんなときでも仕事は動く。今、「命」をやり取りする医療系ベンチャーの難解な企画書に取り組んでいる。

 デスクトップの画面に並ぶのは、医療の世界へと通じるおびただしいまでの数のファイル。専門用語はもちろん、化学式などもあって複雑きわまりない。どのようにまとめたらいいのかさまざまな構想をもって臨むが、内容の関連性、表現の統一性にとまどい、キーボードを打つ指が止まってしまう時間のほうが長い。世情のせいか、医師でもないのに妙な気分ばかりが先立ち、なかなか仕事がはかどらない。

 いくつか、そのあらましを伝えたい。一つが国連が認可している技術で、人体の細胞レベルでの治療法。その内容は奥が深く、ニュートン、アインシュタインの相対性理論にまで行き着く。知れば知るほど奥が深い。

 例えば心臓病。正常な状態の心臓を細胞レベルの音で再現し、それを病気の心臓の細胞に「聞かせる」ことで細胞が活性化し、元に戻ろうとする力を生む。そんなことを可能にする技術である。他の臓器もしかり。サウンド療法という。

 身体のあらゆる部位に適した分子・原子レベルの音があり、さまざまな病の回復につながる音がある。その音は和洋さまざまな音楽にも「乗せる」ことができるため、音楽を聴いているだけで癒やされる。パソコンに取り込んであって、日常疲れたときや、精神の集中が必要なときにBGMとして流している。

 その種類も多く、例えば、美容や子どもの情操教育などにも適した音がある。知られていない事実だが、映画「未知との遭遇」のメインテーマ曲としても使用されているし、映画「ダヴィンチ・コード」に登場する教会には、その音の存在を裏付ける歴史が残されている。不思議な世界だが、今こそ応用できないかなどとも思う。

 別の素材だが、ガンの腫瘍マーカーが消えてなくなると注目されているものも仕事の範疇(はんちゅう)にある。こちらはWHO(世界保健機関)が認めている技術であり、国際特許も取得済みだ。

 新型コロナウイルスに対して人類の叡智(えいち)に期待しながらも、こうした新たな技術の数々が採用されないものかと思いをはせる。「命」に向き合う日々。じれったい時間が過ぎる。

 
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