
国も平日への分散旅行を推奨するが、日本の休暇制度の改革も避けては通れない
新型コロナウイルスの感染者数が増加傾向にあるという。感染症法上の位置付けが「5類」に移行されて最初の大きな流行の兆しで、「第9波が始まった可能性がある」と政府の新型コロナ分科会の尾身茂会長は言う。
特に、沖縄県が深刻なようで、県は感染した高齢者などを受け入れる新型コロナ感染者ケアステーションを稼働したと発表した。早く落ち着くことを願うばかりだ。
とはいえ、観光地は全般的ににぎわっており、外国人客の姿も目に見えて増えてきた。人が動き地域が活性化するのはいいが、オーバーツーリズムは避けたい。混雑する観光地は疲れるし、ゆっくり見て回ることもできない。
そんな状態を解消しようと、観光庁は平日の休みを増やそうとするキャンペーン(「平日にもう1泊」キャンペーン)を展開している。平日の休みは魅力的だし、どことなく得した感じもするが、「そう簡単ではない」というのが、大多数の働く人の本音ではないか。
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