【観光業界人インタビュー】野口観光グループ、「野口観光ホテルプロフェッショ学院」に調理学科を新設 野口秀夫学院長(野口観光グループ社長)

  • 2019年1月31日

野口学院長

宿泊業の人材養成へ

学校の校舎

 野口観光グループ(本社・北海道登別市)は、宿泊業の人材養成へ昨年4月に開設した職業訓練校「野口観光ホテルプロフェッショナル学院」(野口秀夫学院長)に新年度、和洋中包括調理学科を新設する。2年課程で定員は1学年20人。既に入学者の選考を終え、15人の入学が決定している。

 プロの調理人として必要な食品学、栄養学、調理学、公衆衛生学などの講義科目と、和、洋、中華、すし、デザートの調理、先端電化機器の使用法などの実技科目を2年間で2800時間履修する。グループホテルでの現場研修や経営管理、外国語、北海道観光の基礎知識の講義、各種資格の取得支援も行い、幅広い知識と視野を持った人づくりを目指す。

 卒業後2年間の実務経験を要する調理師免許の取得にも受験講座などを開きサポートする。

 入学金、授業料は無料。入学者は同グループの社員として採用され、給与が支給される。寮も完備している。

 学院には昨年設置した総合ホテル学科もあり、新年度は2年生に進級する31人ほか、1年生32人が入学する。

 観光業に携わる人材の確保が課題となる中、観光事業者が自ら養成機関を設けるのは珍しい。学院には全国の観光関係者から多くの問い合わせが来ており、その取り組みが注目されている。

野口秀夫学院長(野口観光グループ社長)に聞く

 ――応募者が多かったようだが。
 
 「2学科で79人の応募があり、優秀で意欲的な学生が集まった。道内だけでなく、東北地方からも3人が入学する」

 ――開設1年間の状況は。

 「関連資格の取得も進めているが、非常に良い成績をあげている。例えば、合格率が約65%の日本の宿おもてなし検定は、本学院は全員合格の100%だった。途中退学は病気による1人だけで、みんな熱心に取り組んでいる」

 ――学院設置の狙いについて。

 「本来、観光業は楽しい仕事なのだが、その楽しさを理解しないうちに退職してしまう者が多かった。やりがいのある楽しい仕事であることをしっかり学び、分かってもらい、これからの観光を支える人材をとの思いで開設した」

 ――学生に期待することは。

 「北海道は観光と食の王国。卒業後、さらに研さんを重ね、北海道を支えて活躍し、世界に向かって羽ばたく人材になってほしい」

野口学院長

 

関連する記事

塚原高原でフレンチと森林浴 第996回よその旅館ホテル ――創業は。 「平成9年に由布岳の北側にある塚原高原に開業しました。名前は、私が初めて塚原高原に訪れた際に北欧の…

続きを読む

部屋に、料理に加賀の魅力 第995回よその旅館ホテル ――宿の魅力は。 「料理と温泉を楽しみながら、ゆっくりとくつろげる山間の10室の宿です。2階建ての建物で、中庭を囲…

続きを読む

創立30周年を迎えて 記念事業は3本柱で農泊推進へ積極関与 ――今年、創立30周年を迎えます。 「昭和42(1967)年に前身の社団法人全国農協観光協会が発足、平成元…

続きを読む

新聞ご購読のお申込み メルマガ申し込み

注目のコンテンツ

第32回「にっぽんの温泉100選」発表!(2018年12月15日号発表)

  • 1位草津、2位別府八湯、3位下呂

2018年度「5つ星の宿」発表!(2018年12月15日号発表)

  • 最新の「人気温泉旅館ホテル250選」「5つ星の宿」は?

第32回「にっぽんの温泉100選・選んだ理由別ベスト100」(2019年1月1日号発表)

  • 「雰囲気」「泉質」「見所・体験の充実」「郷土の食文化」の各カテゴリ別ランキング・ベスト100を発表!

18年度「部門別・旅館ホテル100選」(2019年1月12日号発表)

  • 「料理」「サービス」「風呂」「施設」「雰囲気」のベスト100軒

観光経済新聞の人材紹介

  • 旅館・ホテルの人材不足のお悩み無料相談はこちら
Visit Us On FacebookVisit Us On TwitterVisit Us On InstagramVisit Us On Youtube