【輝く!若手社員】京の宿綿善旅館(京都市) 岸本紗織さん(31歳)


岸本さん

「人生の最後に選ばれる宿」の夢、ともに

 ――働き始めた経緯は。

 「大阪で図書館司書として働いていましたが、以前から京都に移住してみたいと思っていました。『人生1回きりだから、やりたいことをやろう』と人を募集している旅館を調べて何軒か応募しました」

 ――こちらの旅館を選んだ決め手は何でしょう。

 「歴史ある旅館ですが、変えた方が良いこと、新しいことにも挑戦していた点です。京都への移住について紹介するサイトで、お客さまの誕生日を全力で盛り上げるおかみの雅世さんのエピソードを読んで、『なんだかすてきだな』と思ったのも理由の一つです」

 ――働いてみての感想は。

 「最初は仕事を覚えたり、『中抜け』などの働くリズムに慣れたりするのが大変でした。ですが、修学旅行生と話をしたり、客室係として担当したお客さまが『また来るね』と言ってすぐに次の予約を入れてくださったり、うれしいことがたくさんありました。最近では、外国人スタッフに仕事を教えてできるようになっていくことが、自分の喜びにつながっています」

 ――今はどんな仕事を担当していますか。

 「今は結婚出産して就学前の子どもがいるため、平日は午前10時~午後4時の時短勤務、土日祝日は休みの勤務体系です。そのため、部屋のセットや清掃などのバック業務、シフト作成を主に担当しています。子どもが小さいと体調不良などで急に休まなければならないこともありますが、皆さんフォローしてくれ、温かい方に囲まれているとありがたく思っています」

 ――今後どのように働いていきたいですか。

 「今はお客さまと直接接する機会は少ないのですが、『スタッフがハッピーでなければお客さまにハッピーを届けられない』とのおかみの言葉を胸に、業務内トラブルの解決策を考えたり、余裕がある時に客室をいつもよりきれいにしたり、自分にできる小さなことから取り組んでいます。まわり回っておかみの目指す『人生の最後の旅に選ばれる旅館』づくりに少しでも役立てたらいいですね」

岸本さん

 
 
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