観光庁の宿泊旅行統計調査の第2次速報値で、2024年6月の全国の宿泊施設における延べ宿泊者数は5036万人泊となった。23年同月比は6.3%増で、地域別では31都道府県がプラス。コロナ前の19年同月比は9.9%増だったが、地域別では29県がマイナスだった。外国人延べ宿泊者数は、大都市圏を中心に大幅に伸び、延べ宿泊者数全体に占める割合は26.7%に上った。
19年同月比が地域別でプラスだったのは、北海道、青森、茨城、栃木、埼玉、東京、神奈川、石川、山梨、岐阜、愛知、京都、大阪、兵庫、広島、福岡、熊本、大分の18都道府県だけ。訪日外国人の増加などで東京都が48.8%増と大幅な伸び。石川県も25.7%増だが、能登半島地震の復興関係の宿泊需要の影響もあるとみられる。
延べ宿泊者数全体のうち日本人延べ宿泊者数は3689万人泊で、23年同月比2.4%減、19年同月比1.9%増だった。地域別では、23年同月比は30都道県がマイナス、19年同月比は30県がマイナスだった。
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