青森県の桜の見ごろは4月下旬ごろからゴールデンウイークごろまで。同県では「寒さ厳しい冬を乗り越えた桜たちが咲き誇る圧巻の絶景を見に、訪れてみませんか」とアピールしている。
【下北エリア】
早掛沼公園(むつ市)昭和39年から市民の憩いの場として開放された後、野外ステージなどの整備がされ、都市公園(風致公園)に指定された。
園内には410本の桜や250株のツツジ、100本のカエデなどが植えられており、桜祭りの時期から秋の紅葉の時期まで、色とりどりの花々が人々を出迎える。
御衣黄(ぎょいこう)という緑色の花が咲く桜があり、ソメイヨシノより1週間ほど遅く咲く。
【南部エリア】
十和田市官庁街通り(十和田市)松と桜並木の続く幅員36メートル、延長1.1キロにわたって155本の桜と160本の松が植えられている。
1986年(昭和61年)に「日本の道・百選」の指定を受け、さらに2007年(平成19年)には「美しい日本の歴史的風土・準100選」にも選ばれた。
国史跡三戸城址城山公園(三戸町)日本の歴史公園100選にも選ばれている。戦国時代、この地方を治めた南部氏が築いた城で、今も石垣や城跡、土塁、枡形といった遺構を見ることができる。
広さ28ヘクタールの園内に多種多様な桜や、梅、ツツジ、アジサイなど四季折々の花が楽しめる。
愛宕公園(野辺地町)青森県を代表する桜の名所で、約700本が咲き誇る。園内には推定樹齢300年の町指定天然記念物エドヒガンもある。
桜のシーズンには「のへじ春まつり」が開催され、約150匹のこいのぼりが舞い上がる。
【津軽エリア】
弘前公園・弘前城(弘前市)弘前公園の桜は1715年に津軽藩士が25本の桜を京都から取り寄せたといわれ、現在は約50種類、2600本ほどが植えられている。
例年4月下旬から5月上旬に開催される「弘前さくらまつり」には国内外から約200万人が訪れる。満開のピークを迎え、花が散り始めると、外濠では水面を桜の花びらが埋め尽くす「花いかだ」が見られる。
芦野公園(五所川原市)作家太宰治がよく遊んだ場所として知られる。「日本のさくら名所100選」にも選ばれており、約80平方メートルの広大な園地に約1500本の花が咲き誇る。
一番の見どころは桜のトンネルをローカル鉄道(津軽鉄道)が走るところ。満開の桜の中を走る様は絵になると評判だ。
芦野公園