駅たびコンシェルジュ川崎は2021年3月24日、前身の「びゅうプラザ」から、秋田の店舗と共に駅たびコンシェルジュへと生まれ変わった第1号の店舗となります。川崎大師など近隣観光の案内や、首都圏を訪れる多くの外国籍の方へのご案内などを行っています。
店舗では、地域貢献や地域と連携した観光流動創造を目的に、従来の川崎大師に偏る観光から、川崎という街全体の魅力を伝えるため、街歩き企画を始めました。
まず、スタッフ自身が川崎の魅力を掘り起こすために街を視察しました。また、市役所や地元の歴史ボランティアガイドの協力を得ながら川崎駅周辺を中心に観光スポットを選定し、コースの作成へと至りました。
初の取り組みということもあり、参加者の募集に向けた観光スポットへの許可申請やガイド練習、急病人発生時を想定したマニュアルの作成などで苦慮もしましたが、多くの方の協力のもと、初日を迎えられました。
街歩きでは、1人参加の方が孤立しないように声掛けするほか、楽しく安心できるよう雰囲気づくりにも努めました。年配の方が多いため、歩く速さに気を付け、集団から離れる人が出ないように、前後のスタッフ2人で注意を払いました。当日はクイズなどで多くの方が打ち解け、「改めて川崎を知ることができた」という声も上がり、解散後は、一緒にお茶に行かれる方までいらっしゃいました。
街歩きをきっかけに、企業や市役所など多くの方との関係性が構築でき、今ではイベント開催に向けた協力を得やすくなりました。
横浜に比べて観光イメージの乏しい「川崎」の街で、街歩きを通して観光情報発信の必要性に気付かされました。今後も、普段目にするものも、目線を変え、手を加えれば「観光資源」となることを意識しながら、街歩き、新企画を提供できるよう努めていきます。
