【直販を増やす】デジタルマーケティングトレンド52 松本慶大

  • 2022年9月22日

松本氏

 2022年3月時点でSNS各社が発表している国内月間アクティブユーザー数を見ると、LINEが9200万人、YouTube(ユーチューブ)が6900万人、Twitter(ツイッター)が4500万人、Instagram(インスタグラム)が3300万人、Facebook(フェイスブック)が2600万人、TikTok(ティックトック)が950万人。「TikTok売れ」など、TikTokはZ世代のマーケティング手法として使われているが、ユーチューブの活用は、宿泊施設の魅力を訴求する際に再考の余地はある。

 動画マーケティングのトレンドとしては、新型コロナウイルス感染症の世界的流行で、インターネットユーザーによる動画の視聴時間は驚くほど増大している。2020年には合計視聴時間が85%増加し、昨年の1年間で122億分に達した。各企業が制作した動画コンテンツの種類、本数が比較的多かったのは、長さが0~30秒の短い動画で、2020年には480万本以上アップロードされた。

 短い動画で訴求する一方、30~60分の長編動画で取り組みを紹介する企業も増えている。宿泊施設のこだわりや強みなど、商品やサービスの機能によって創られる機能価値(Function Value)は、長編動画でしっかり紹介し、ブランドとしての体験によってつくられる体験価値(Experience Value)はどんな滞在ができるのか、ターゲットの琴線に触れる短い動画をつくり、SNSを活用して集客につなげるなど、動画の尺の使い分けが重要になる。

    ◆  ◆

 参考・Z世代の集客を行っている宿泊施設

 新ブランドを若者に浸透させる方法(星野リゾートの場合)

 若年層をターゲットとするブランド「BEB」については、29歳以下向けに季節や曜日を問わず宿泊料金を365日同一にする「エコひいきプラン」を用意している。1室1泊1万6千~1万8千円台なので、29歳以下の仲間3人で宿泊すれば、1人5千~6千円台で宿泊可能だ。

 ゴールデンウイーク中でも、お盆でも、連休でも、平日でも、全部同じ料金という分かりやすさは良い反応を得ている。若いうちにブランドを体験させることで顧客接点を持ち、宿泊後も関係性を維持する。

 企業からの常時の提案によってつくられる「つながっている価値(Engagement Value)」を高めることで、顧客のライフステージが変わったタイミングで、「リゾナーレ」「界」「星のや」などの上位ブランドの利用促進につなげられると思う。
 (コレリーアンドアトラクト代表取締役)  

 
新聞ご購読のお申し込み  ベストセレクション

 メルマガ申し込み

注目のコンテンツ

第35回「にっぽんの温泉100選」発表!(2021 年12月20日号発表)

  • 1位草津、2位下呂、3位別府八湯

2021年度「5つ星の宿」発表!(2021年12月20日号発表)

  • 最新の「人気温泉旅館ホテル250選」「5つ星の宿」は?

第35回「にっぽんの温泉100選・選んだ理由別ベスト100」(2022年1月1日号発表)

  • 「雰囲気」「見所・レジャー&体験」「泉質」「郷土料理・ご当地グルメ」の各カテゴリ別ランキング・ベスト100を発表!

2022年度「投票した理由別・旅館ホテル100選」(2022年1月17日号発表)

  • 「料理」「接客」「温泉・浴場」「施設」「雰囲気」のベスト100軒

観光経済新聞の人材紹介

  • 旅館・ホテルの人材不足のお悩み無料相談はこちら
Visit Us On FacebookVisit Us On TwitterVisit Us On YoutubeVisit Us On Instagram