日本が観光先進国になるためには、観光産業の生産性向上、観光関連規制・制度の見直し、観光統計の整備、観光人材の育成、東日本大震災からの復興など、多くの課題が残されている。
米浪氏は、大阪市立大学大学院経済学研究科博士課程単位を取得し、現在は神戸国際大学経済学部教授。先行は観光経済学、経済地理学。著書には「観光と地域経済」「観光・娯楽産業論」「現代観光のダイナミズム」「現代観光コメンタール」がある。
本書は、初版発行から10年経ち、最新の観光関連制度や統計、各自治体の取り組み事例、水辺空間と市街地の調和、日本食文化の分析などを紹介し観光先進国への課題と展望を解説する。
価格は2800円(税別)。240ページ。問い合わせは、同文舘出版TEL03(3294)1803まで。