エイチ・アイ・エス(HIS)の2020年12月の総取扱高(グループ6社)は、前年同月比86.7%減の54億2731万円だった。国内旅行が同42.7%増の49億1731万円、海外旅行が同98.6%減の5億341万円。訪日旅行は99.7%減の657万円となった。
国内旅行は、Go Toトラベルキャンペーンの活用や、国内旅行をメインとした初夢フェアを展開したことなどから好調に推移した。しかし、Go Toトラベルキャンペーンの全国停止の発表後は、年末年始を含めた多くのキャンセルが発生し、新規予約が減少した。
海外旅行は、一部の国、地域間との渡航制限の緩和が見られたものの、新型コロナウイルスの影響から、全方面で主催旅行をツアーキャンセルとしたため、大幅な減少となった。
訪日旅行は、再び日本国内で新型コロナウイルス感染症が拡大したことに加え、海外渡航制限措置が継続したことで減少した。