【最新宿泊&施設情報】立山プリンスホテル(長野県 ・大町温泉)


ホテルの外観

最新鋭の設備、危機を積極的に導入

 3千メートル級の山々が連なる北アルプスの麓、長野県大町温泉郷にあり、来年の4月に設立50周年を迎える立山プリンスホテル(遠藤明宏社長)は同温泉郷屈指の人気温泉施設だ。人気の観光スポットまで絶好のロケーションを誇ることから大町温泉郷のレジャー拠点ともなっている。日本全国から観光客を集める立山黒部アルペンルートへの玄関口、扇沢駅までは車で約20分。また、黒部ダムへは、扇沢から電気バスに乗り換えて約16分。6月下旬から10月中旬にかけてダイナミックな放水が楽しめる。高さ約20メートルの雪壁が続く「雪の大谷」で人気の「室堂」までは、黒部湖からケーブルカーなどに乗り換えて約1時間ほどだ。

ホテルの外観

 同館は、常に最新鋭の設備、機器の導入を心掛け、業務の効率化を図っている。「まだ登場して間もなかった旅館・ホテル専用のコンピュータシステムも、当館が真っ先に導入した」と遠藤社長。また、料理無人搬送システムもいち早く採用。本館1館にある厨房から、本館と、本館に隣接する新館内の宴会場や食事処へ、料理を入れたコンテナを運ぶ。併せて、この自動搬送システムは、別館宴会場とも地下トンネルで結ばれている。「一度に600人分の食事を同時刻に提供できるのが当館の強み」という。

自動搬送システム

 客室は本館170、別館40の合計210室。新館最上階にある純和風の特別室や、新館洋室のデラックスツインなど、多彩な客室を用意した。宿泊客はいずれの客室からも見える森の木々に癒やされ、ゆっくりと過ごすことができる。

 自慢の温泉は、湯遊び処「森の故郷」にある男女各3カ所の露天風呂と、同じく各1カ所の大浴場の計8カ所で堪能できる。

露天風呂

 夕食は、信州の食材満載の和食会席料理を用意。料理は料理長がその日の食材を見てから決める徹底ぶりだ。地元で採れる山菜や清流が育んだイワナなど、季節の食材を料理に生かしている。240席収容可能な大空間のレストランに加え、立食で最大300人を収容できるコンベンションホールも備える。

遠藤社長

 現在はコロナ禍の中、大浴場や露天風呂をはじめ、館内各エリアで3密を回避するため、収容規模の約7割を目安に宿泊客を迎え入れている。コロナ対策として、入館時の検温、チェックインカウンターなどへのアクリルパーテーションの設置、館内各所へのアルコール消毒液の配備に加え、定期的な館内の消毒を実施している。「コロナ対策に万全を期して皆さまのお越しをお待ちしています。自然豊かな大町温泉郷にお出掛けください」と遠藤社長。

 
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