【覚えておきたい敬語】
尊敬語
（1）「れる」「られる」パターン
・話されました
・読まれましたか？
（2）「お～なる」パターン
・お話しになります
・お読みになりましたか？
（3）丁寧度が増して別の言葉になるパターン
・見る↓ごらんになる
・言う↓おっしゃる
・いる↓いらっしゃる
・食べる↓召し上がる
（1）（2）（3）の順で丁寧度が高くなっていきます。
・言う↓言われる↓お話しになる↓おっしゃる
・食べる↓食べられる↓お食べになる↓召し上がる
・行く↓行かれる↓お行きになる↓いらっしゃる
・来る↓来られる↓お越しになる↓いらっしゃる
・いる↓居られる↓おられる↓いらっしゃる
謙譲語
（1）特別な言葉を使うパターン
・拝見します
・申し上げます
・存じております
（2）「お～する」パターン
・お酒をお持ちします
・ご説明を申し上げます
・お電話を差し上げます
（3）個人、物をへりくだるパターン小生、弊社、粗品など
（4）いただきます＆くださいます
この二つの言葉の原形は「もらう」「くれる」。いただくは謙譲語、くださるは丁寧語。
◎お時間いただけますか？
〇お時間くださいますか？
◎お越しいただきましてありがとうございます
〇お越しくださいましてありがとうございます
丁寧語
文末に「です」「ございます」を付ける言い方と、名詞の接頭語として「お」「ご」を付ける二つのパターンがあります。
音読み／ご両親、ご起立、ご案内訓読み／お父様、お父上、お花
外来語に「お」「ご」は不要です。おビール、おコーヒーは行き過ぎになります。
二重敬語はＮＧ
一つのフレーズに二つの敬語がでてくるのは文法上誤り。
〇召し上がりましたか？
×召し上がられましたか？
〇ちょうだいします
×ちょうだいさせていただきます
〇拝見します
×拝見させていただきます
その他のＮＧ表現
謙譲語を相手に使うのは誤り。
〇どうぞお申しつけください
×どうぞお申し出ください
〇お食事は召し上がりましたか？
×お食事はもういただきましたか？
〇担当の者にお尋ねください
×担当の者に伺ってください
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■日本ホテルレストラン経営研究所＝ホスピタリティ業界（旅館、ホテル、レストラン、ブライダル、観光、介護）の人材育成と国際交流へ貢献することを目的とするＮＰＯ法人。同研究所の大谷晃理事長、鈴木はるみ上席研究員が監修する書籍「『旅館ホテル』のおもてなし」が星雲社から発売中。問い合わせは同社ＴＥＬ03（3868）3275。
