2017年4月インスタグラムの月間アクティブユーザーは世界で7億人を突破した。直近4ヶ月での1億人の増加は過去最大の伸び率である。また、インスタグラムに投稿されるコンテンツ量は手元にある約1年前の数値で日に9500万である。おそらく現在は毎日1億コンテンツ以上が投稿されているであろう。
これだけの情報量が投稿されるインスタグラムを情報媒体として使うユーザーも多く、ある調査では18歳～28歳の4人に1人が旅先選定にSNSを利用するというデータもある。今回ご紹介するのはオリジナルのハッシュタグを企画し地域の情報を発信する取組についてだ。
大阪府高槻市では、#たかつきdaysと銘打たれたハッシュタグでいつもどおりの日常も、特別な瞬間も投稿しようと呼びかけている。現在高槻市の公式アカウントには約1000名のフォロワーがついているが、#たかつきdays（http://urx2.nu/DlId）の投稿は、2500件を超え市内外の方が高槻市の魅力を発信している。
この取組は、多くの一般人を巻き込んで市の魅力発信に貢献しているであろう。多くの方に情報を届けるという点でも、公式アカウントでは投稿毎にフォロワーの数である約1000人へのリーチが限度だ。しかし、#たかつきdaysのついた2500件の投稿者にはそれぞれ数十から数万フォロワーと多くのフォロワーを持つ方もいるため多くの方に情報が届けられる。
他にも、神奈川県平塚市は#hiratsukagood（http://urx2.nu/DlIj）というハッシュタグを昨年企画し7000件以上の投稿を集めている。鹿児島県薩摩川内市に属する甑島列島では、#コシキアルバム（http://urx2.nu/DlIn）というハッシュタグを企画し2500件以上の投稿がある。甑島列島の人口は6000人に満たないが訪れた観光客も巻き込み地域の魅力を発信している。
このように、地域のオリジナルハッシュタグを企画し居住者も、来訪者も巻き込んで魅力を発信することで新たな観光集客につながるのではないだろうか。
松重秀平 テテマーチ執行役員
テテマーチにてソーシャルメディア事業部を立ち上げる。
ソーシャルメディアの中でもインスタグラムに特化しインスタグラムのビジネス活用情報をお届けするメディア「インスタアンテナ」の監修や インスタグラムキャンペーンCMS「CAMPiN」等のサービスを手がける。
インスタアンテナ
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