防犯システムの販売、施工、開発などを行うトラスト(東京都千代田区)はこのほど、旅館・ホテルをはじめ、観光施設向けに「大型モニター付きサーモグラフィーカメラ」を発売した。
メインエントランスや入場ゲート、エレベーター、エスカレーターの付近など、人が最初に足を踏み入れる場所に設置をすることで、発熱者を検知する。
「昨今の新型コロナウイルス感染症の拡大防止に役立てればとの思いで販売した」と社長の宮本光二氏。
サーモグラフィーカメラの特徴は、わずか0.5秒でスクリーニング(検査、審査)を行い、設定体温(任意に変更可能)の誤差0.1度の範囲で、発熱情報を検知。カメラによって撮影された映像は、リアルタイムで付属の大型モニターで確認可能だ。
また、体温を測定する際には、対象の人物に近づく必要がなく、離れた場所から非接触で実施。そのため、従業員の接触感染や、飛沫感染を未然に防止する。
そして、発熱者を検知した場合には、ランプと警報により、自動でアラームを瞬時に発し、自己認識を促す機能も搭載。
大型モニターのサイズは幅590×奥行き40×高さ1800ミリ。台座部分の奥行き400ミリ。デジタルサイネージの機能も有しているほか、熱中症の予見にも一役買う。
ほかにも、キャスター付きのため、手軽に移動が可能。カメラ導入後も検知場所を変更できる点も特徴だ。
一括購入の他、初期費用が掛からないリースでの導入も選択が可能。
同社は、この製品以外にも豊富なラインアップを取りそろえており、予算、設置環境に応じた提案を得意としている。
この件についての問い合わせ先は、トラストTEL03(6451)8551。
大型モニターで発熱者を確認