アクティブな街・湯の川へ まちなかコンテンツの開発
北海道の函館湯の川温泉旅館協同組合は、「アクティブな街・湯の川温泉へ」をキャッチフレーズに、温泉街や周辺で楽しめる体験コンテンツ「ゆのぶら」を開発した。さまざまなプログラムを用意し、観光客を迎えている。
開湯1653年と歴史が古く、2016年の北海道新幹線開業でアクセスもさらに便利になった同温泉。ただ、ここ数年は自然災害やコロナの感染拡大で誘客に苦戦を強いられていた。
入り込み客の減少傾向に歯止めをかけるとともに、コロナ禍からの再起を図ろうと同事業に取り組んだ。
神社で願い事を書き写す写詞体験、カナディアンカヌー体験ほか、ヨガ、ランニング、陶器作り、茶道体験、生け花体験など、各宿泊施設が多様なコンテンツを開発。各施設がそれぞれのホームページで告知し、利用者がホームページを通じて申し込む仕組みとしている。開始から約6カ月がたち、「利用者が徐々に増加傾向にある」と、組合では取り組みに確かな手応えを感じている。
今後も商業施設などと連携し、「湯の川温泉に宿泊すればわくわくする体験ができる」というコンテンツの開発に努める。