【交通トレンド分析73】「地域共通クーポン」でのタクシー利用 航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗

  • 2020年10月27日

 10月1日から、35%の割引に加えて、旅行代金もしくは宿泊料金の15%分が付与される「地域共通クーポン」の配布が開始されたことで旅行者の旅の楽しみが増えた。観光地でも続々と地域共通クーポンの取り扱い店舗が増えている状況にある。しかしながら、宿泊施設のみの予約や飛行機と宿泊がセットになったダイナミックパッケージ(DP)では、チェックイン時にホテルから地域共通クーポンが渡される(電子クーポンの場合はチェックイン当日15時)ことから旅行初日の観光や昼食などでは使えない状況になっており、基本的には宿泊施設のチェックイン後になる。筆者も10月1日の地域共通クーポンの発行開始以降、既に7泊近く宿泊しており、紙クーポン、電子クーポンの両方を使っているが、旅行の最後で空港や新幹線の駅などでお土産を購入する人が多い。

 空港や主要駅のお店では当初から地域共通クーポンでの利用者が増えることを想定し、早い段階で登録を済ませていたケースが多く、ほとんどのお店で利用できた。また紙クーポンに比べて約半分と言われる電子クーポンも多くのお店で使えた。

 10月15日の夕方に私が取材先の松山から東京へ戻る際には、松山空港の売店で地域共通クーポンを使うべく長い列ができていたのも普段は見られない光景で、チェックアウト日までしか利用できない地域共通クーポンの特性を生かした状況と言っていいだろう。

 まだまだ使えるお店が限られている中で、ほとんど知られていないのがタクシーで地域共通クーポンが利用できるということだ。Go Toトラベル事務局のホームページでは取扱店舗検索マップが掲載されており、地図上で利用できる店舗が掲載されており、多くのGo Toトラベル利用者が活用している。

 しかしながら、移動という特性でマップでは把握することができないのがタクシーやバスなどであるが、特にタクシーにおいては日本全国の多くのタクシー会社で地域共通クーポンを使うことができる。旅行中に旅先でタクシーを利用する機会もあると思うが、その際に千円以上の乗車であればタクシー代の支払いにも地域共通クーポンが使えるのだ。

 公式ページのマップの右上(パソコンからのアクセスの場合)にある「バス・タクシー・ハイヤー事業者一覧」をクリックすると利用できるバス会社やタクシー会社、さらには紙クーポン・電子クーポンの利用有無も記載されている。バスやタクシーで使うことも選択肢として入れておくといいだろう。

 (航空・旅行アナリスト、帝京大学非常勤講師)

     
 
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