【交通トレンド分析40】成田空港1000円バス、2ブランド統合で便利に 航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗

  • 2020年2月18日

 2012年に誕生した東京駅と成田空港を結ぶ格安バス。LCCバスとか千円バスとも言われているが、2月1日に二つのバスブランドが統合し、巨大バス路線が誕生した。

 京成バスを中心とした「東京シャトル」とビィー・トランセグループとジェイアールバス関東が中心の「THEアクセス成田」が統合し、2月1日より新ブランド「AIRPORT BUS『TYO―NRT』(エアポートバス東京・成田)」として共同運行を開始し、乗り場、乗車券、予約方法など全てが統一化された。

 一番のメリットは同じバスブランドになったことで、本数が大幅アップした点に尽きるだろう。なんと1日あたりの便数は284便。東京駅からの発車間隔もこれまで以上に短くなり、東京駅発で見ると、朝5時~18時30分までに発車するバスは全て10分間隔で発車するという状況だ。

 今までの「東京シャトル」「THEアクセス成田」共に一部座席は事前予約が可能で、予約をしておくと最初に乗車することが可能だったが、今回、東京駅発で予約をする場合の運用も変更された。

 今回の二つのブランドのバス統合により、バス自体を東京駅発に限って予約便と予約不要便に分けられることになった。つまり、予約便は原則予約した人のみが乗車できるバスで、1時間あたり2~3本の設定となった。

 予約不要便だけでも原則10分に1本の間隔となることから、時間帯によっては東京駅八重洲南口にあるJR高速バス乗り場(グランルーフ)から同じ時間に2本のバスが同じ成田空港へ向けて出発することとなった。

 筆者も2月3日に東京駅八重洲口の乗り場を訪れたが、従来「THEアクセス成田」が使っていた7番乗り場は予約不要便、隣の8番乗り場が予約便となっていた。筆者は午後3時過ぎに訪れたが、二つのバス乗り場が一つに統合されたことにより、今まで以上に長い列ができていたが10分間隔ということで、満席でも1~2本待てば乗れるという状況だった。

 確実に待たずに乗るのであれば、数寄屋橋(銀座)始発のバスを利用するという方法もある。どのような利用がベストなのかはもう少し検証する必要があるだろう。

 成田空港発については、時間指定の乗車券を成田空港の各ターミナルに設置されている乗車券販売カウンターで購入する方式に統一された(早朝、深夜の一部バスはバス停で直接乗車)。満席のことも多いので到着ロビーに出たら早めにバス乗車券を購入することをおすすめする。千円バスは成田空港と都心を結ぶアクセスとしてその力はさらに増すだろう。

 (航空・旅行アナリスト、帝京大学非常勤講師)

 
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