【データ】新型コロナウイルス禍における学生生活に関するアンケート結果

  • 2021年2月28日

 神田外語グループは18日、新型コロナウイルス禍における学生生活に関するアンケート結果を発表した。

神田外語グループ(東京都千代田区/理事長:佐野元泰)は、読売新聞社との共催イベントである第9回全国学生英語プレゼンテーションコンテストのエントリー者全員へ今後の大会運営の質の向上を目的としてアンケート調査を実施しました。第1回大会となる2012年よりアンケート調査を開始し、今回で9回目の調査となりますがエントリー者全員へアンケート調査を実施するのは今回が初めてとなります。同コンテストへエントリーした全国の大学生、大学院生、短期大学生、専門学校生および4年次以上の高等専門学校生 計1,077名に向けGoogleフォームにて作成した45の質問を送付し、275名からの回答を集計しました。本調査により、コロナ禍に左右されず英語のスキルや自身の可能性を伸ばしたいと考えている学生が全国にいることが判明し、日本の学生の底力が見える結果となりました。

 

同コンテストはグローバル社会での活躍を期待される学生たちのスキルアップの場として2012年より開催されています。エントリー者は事務局が定める3つのテーマの中から1つを選び、発表予定のプレゼンテーション内容を4分以内にまとめ、英語でビデオ撮影し1次予選に応募します。例年であれば2次予選及び本選(決勝)は対面形式でプレゼンテーションを実施しますが、第9回大会となる今回は新型コロナウイルス感染症の影響により、2次予選はZoomを活用したオンライン開催とし、本選(決勝)のみ対面形式での開催となりました。

コンテスト事務局は新型コロナウイルス感染症の影響により、いまだに多くの授業やインターンシップがオンライン上で実施されている状況の中、同コンテストへエントリーした全ての学生にアンケートをとることで、問題意識を持つ学生の様々な声を聞くことができると考え本調査を実施しました。集計結果の一部として「コンテストへの参加理由」「テーマの選定理由」「2次予選のオンライン開催について」「新型コロナウイルス禍における学習環境変化の満足度」「海外留学について」を公開いたします。

 

【調査概要】

アンケート実施期間:2020年11月28日(土)~12月13日(日)

調査対象:同コンテストのエントリー者(全国の大学生、大学院生、短期大学生、専門学校生及び4年次以上の高等専門学校生)

告知方法:エントリー者へのメールに回答フォームのリンクを掲載

実施方法:Googleフォーム

回答数   :275名(回答率:25.5%)

 

【回答結果】一部抜粋

(1)本コンテストへの参加理由(表1参照) ※複数回答可

◆コロナ禍に左右されず、英語のスキルや可能性を伸ばしたいと考えている学生が多いことが分かりました。特に「自分の英語スキルを試したかった」と回答している学生が例年比1.4倍に増えているのは、コロナ禍による課外活動機会の減少に伴う英語力を試す場の減少が背景にあると考えられます。また、2014年と比較すると自身の英語力やプレゼンテーション能力に自信を持つ学生が増えていることがわかります。

 

(2)今回選んだテーマと選んだ理由(表2参照)

◆理由(一部抜粋)

【これからの時代に必要な教育のあり方を提案】48%

・一番身近に感じたため

・コロナの影響で現在の教育では不十分であると感じているため

・コロナにより学校の教育制度が多様化されると考えたため

 

【全国の無人駅を活用!人々が集うクリエイティブな企画を提案】28%

・高校時代、自分の使っていた路線に無人駅が数多くあり、このテーマが一番身近に感じたため

・地方創生という日本の社会課題を解決したいと考えているため

 

【地球規模の気候変動問題に自分たちができる事を提案】24%

・学校のゼミで学んでいる環境経済学の知識を生かせると思ったため

・環境問題に興味があり、何かアクションを起こしてみたかったため

 

(3)2次予選のオンライン開催について

3-1. 満足度(表3参照)

◆理由(一部抜粋)

【とても良い/良い】42%

・新型コロナウイルス感染症の感染が心配で自宅から受けられることに安心したため

・家から出て集まるということがとても怖かったので、このような対応に安心したため

・オーディエンスの顔が見られないことは残念だが、移動が無い分交通費や時間を節約できたため

【悪い/とても悪い】3%

・オンラインでは想いが伝わりにくいため

 

3-2. オンラインプレゼンテーションでの自身の力の発揮の可否

3-3. オンラインと対面でのプレゼンテーションの仕方における違いの有無

◆4割以上の学生がオンラインでの開催となった2次予選に満足している結果となりましたが、48%が実力を発揮できたと感じ、52%はできなかったと回答しており意見が2極化しています。プレゼンテーションの仕方に違いを感じた学生は87%と高く、その理由としては「ジェスチャーが隠れてしまう」「アイコンタクトができない」「オーディエンスの反応を見にくい」といったものが多く挙げられ、オンラインでイベントを開催する上での課題が浮き彫りになりました。

 

(4)新型コロナウイルス禍における学習環境変化の満足度

◆理由(一部抜粋)

【満足している】28%

・オンラインでほとんどのことが学べてしまうため

・移動にかかるコストが大幅に削減されているため

・オンラインでも相互的な交流ができるため

 

【どちらともいえない】44%

・時間を効率よく使えるようになった反面、画面の見過ぎで目が疲れたり、集中力が長く続かないため

・自宅で学習できるのは良いと思うが、生で感じられるものは失われると思うため

・都合が良い時間や場所で学習できるメリットはあるが、通信状況が不安定な時は学習効率が下がるため

 

【不満である】28%

・大学の施設を使えないため

・オンラインでは活発な議論など学びを有する場がないため

・常にパソコンに向き合うのは孤独で心が病むし、モチベーションが下がるため

 

◆対面とオンラインの学習環境に対しそれぞれ良い面、悪い面があることを感じており、アフターコロナの時代では両方の良い面を生かした学習スタイルが必要になると考えられます。

 

(5)海外留学について

5-1. 海外留学経験の有無

◆2012年時点の留学経験者は約55%に対し、今回の調査では約66%まで伸びていることがわかります。

 

5-2. 留学未経験者の海外留学意向

◆2012年時点では海外留学に意向がある学生は約67%だったことに対し2020年では約90%まで伸びています。反対に海外留学の意向がない学生は2012年の17.8%に対し2020年は9.7%と下がっています。上記より、コロナ禍でも留学に前向きであることが分かります。

 

5-3. 留学経験者の留学先トップ5※2020年調査時点

◆欧米諸国の英語圏が留学先として人気があることがわかります。アフターコロナの時代で海外渡航が難しい中、いかに上記の様な留学先に近い学習環境を作り出せるかが大きな課題になると思われます。

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