【オマツリジャパンの毎週祭日 113】日本一おいしい!盆踊り お祭りライター・りえこ

  • 2022年2月9日

提灯に照らされる築地本願寺

築地本願寺納涼盆踊り(東京都中央区)

 築地本願寺納涼盆踊りは、「日本一おいしい盆踊り」とも呼ばれ、毎年約7万人が訪れる都内有数の盆踊りである。好きな盆踊り会場ナンバーワンに挙げる「盆オドラー」も多い、その理由は何であろうか? まずはロケーション。古代インド風のエキゾチックな本堂を前に提灯の明かりに照らされたヤグラは息をのむ美しさ。こんな雰囲気の中で踊れる場所はほかにないであろう。次に、築地と言えばグルメ。これを目当てに来る人も多い。練り物、シュウマイ、モツ煮、串焼き、サンドイッチなど、場外市場のお店が出す露店は、ほかの盆踊り会場と一線を画す。食べやすいサイズの工夫や、会場に設置された水道など、食べて飲んで踊るのにぴったりの心づかいがうれしい。

 そして本題の踊り。筆者が感動させられたのは、踊り手さんたちの美しさ。銀座や歌舞伎座が近いせいか、踊り手さんたちのレベルが桁違いなのを感じる。選曲と振り付けも秀逸。定番曲に加え、築地音頭、大江戸助六音頭などのご当地ソングも多いが、スタンダードな振り付けで、不思議と踊りやすい。やはり伝統が息づく土地の余裕が感じられる。

 そんな場所でありながら、ビギナーにも優しい。外国人や、会社帰りのグループも、うまいも下手も関係なく踊りの輪に加わっていく。見渡す限りお手本だらけなので、くるくる回りながらも振り付けが確認できるのもありがたい。特に目を引く踊り手さんの周りには輪ができ、即席盆踊り教室が始まることもあり、これまた「オイシイ!」。

 築地本願寺は「より開かれたお寺へ」をテーマに掲げ、カフェやイベントの開催やSNS発信にも積極的である。盆踊りの前後には礼拝が催される。見て、食べて、踊って、楽しめるだけでなく、本来の盆踊りの意味も考えさせてくれるのだ。入り口は広く、来る人全てを温かく迎え入れる同寺の懐の深さが、ファンに愛される理由であろう。

(お祭りライター・りえこ)

【オマツリジャパン】
日本初の祭りサポート専門会社。「祭りで日本を盛り上げる」を目標に掲げ、祭りのコンサルティング、プロモーション、日本最大級のWEBプラットフォーム運営など、地方創生に取り組む。https://omatsurijapan.com

提灯に照らされる築地本願寺

     
 
新聞ご購読のお申し込み  ベストセレクション

 メルマガ申し込み

注目のコンテンツ

第35回「にっぽんの温泉100選」発表!(2021 年12月20日号発表)

  • 1位草津、2位下呂、3位別府八湯

2021年度「5つ星の宿」発表!(2021年12月20日号発表)

  • 最新の「人気温泉旅館ホテル250選」「5つ星の宿」は?

第35回「にっぽんの温泉100選・選んだ理由別ベスト100」(2022年1月1日号発表)

  • 「雰囲気」「見所・レジャー&体験」「泉質」「郷土料理・ご当地グルメ」の各カテゴリ別ランキング・ベスト100を発表!

2022年度「投票した理由別・旅館ホテル100選」(2022年1月17日号発表)

  • 「料理」「接客」「温泉・浴場」「施設」「雰囲気」のベスト100軒

観光経済新聞の人材紹介

  • 旅館・ホテルの人材不足のお悩み無料相談はこちら
Visit Us On FacebookVisit Us On TwitterVisit Us On YoutubeVisit Us On Instagram