◎…鞄に入るほどの台湾茶器のセットを日本中どこにでも持ち歩く。時間や人物に合わせて茶の種類を選び、会う人に振る舞っている。「お茶の話題で20分ぐらいもつ。飲みながら話をするのが楽しい」と笑う。仕事で台湾に行く機会が増え、そのたびに茶をもらった。それならばと2年半前から始めてみたところ、はまった。
◎…1952年10月2日生まれ。早稲田大学政経学部を卒業し75年、近畿日本ツーリストに入社。海外旅行部長、専務取締役、ユナイテッドツアーズ社長などを歴任。2013年6月から現職。60歳。
◎…JATAは「大手旅行会社の団体というイメージが残っている」と指摘する。「委員会などに社員を出せない中小旅行会社は、セミナーやイベントの時にしか活動に参加できない。もっとJATAの知見を利用してもらいたい」として、その方策を考える。人材が集まりにくい中小旅行会社に学生との接点を設ける試みも始める。
◎…昼はエノケン、笠置シヅ子、夜はザ・ピーナッツという昭和歌謡を現代風にアレンジしたレビューショーを公演する、浅草の劇団「虎姫一座」。旅行業界の中でのそのファンクラブ会長を自認する。ひいきにしていた歌のうまい女性が最近退団してしまったのは残念だが、「ショーが終わった後、近くの居酒屋でモツ煮込みを食べながらホッピーを飲み、あれこれ話をするのがいい」と顔がほころぶ。
【聞き手・板津昌義】