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日本最大のかやぶき屋根
――開業は。
「かやぶきの館は長野県伊那谷の最北部の辰野町にある旅館として、1997年12月に開業しました。高さ13メートル、横幅43メートルの日本最大のかやぶき屋根が特徴で、木を熟知した職人が太い丸太を組み上げ、数少なくなったかやぶき職人により屋根をふいています」
――コンセプトは。
「『私が、わたしに、かえる場所』として、訪れた人の第2のふるさととなる旅館、地域を目指しています」
――食事は。
「地元で取れるイワナ、アマゴ、シャモなどの炭火焼料理が好評です。南信地方の名物として有名な五平餅も人気です。ごはんを平たく潰した後、山椒みそを塗り、焼いたものが食べられます」
――風呂について。
「男女風呂ともに、太い梁が特徴の浴室には、3種の湯船とサウナがあります。山々の自然を望みながら、広々とした空間と現地で取れた薬草の香りで癒やされます」
――その他館内での特徴は。
「研修棟があり、藍染めや陶芸の体験が楽しめます。能舞台もあり、春には重要無形文化財となる人が練習に訪れます。年間貸し切りのコテージ、畑もあり、野菜の育成、保存を習いながら、滞在を楽しむ人でにぎわっています」
――地域の魅力は。
「林業が盛んで、森林以外に何もない場所ですが、大自然を体いっぱいに感じられます。人柄が良い人が多く、外からの人も快く受け入れています」
――将来は。
「今は、一つキャンプ場を作り、7月にオープンします。遠くから来た人に、そば、米、みそ、しょうゆづくりなど、川島地区の季節ごとの暮らしを体験してもらいたいです」
【10室、平日1泊2食1万5千円から】