合掌造りを移築
第1078回よその旅館ホテル
――場所はどの辺りですか。
「JR高山駅から車で10分ほど、合掌造りの集落『飛騨の里』の近くです。雰囲気も良く静かな場所でゆっくりと過ごせます。建物は合掌造りを移築したもので、木のぬくもりを感じさせる造りです」
――お風呂は。
「男女別浴場に加え、『松』と『竹』という二つの貸し切り風呂があります。無料で、空いていれば利用できます。小さいお子さまがいる家族連れやカップルのお客さまは喜ばれますね。泉質は弱アルカリ性で、お肌がすべすべになると好評です」
――コロナ前、高山は外国人客の姿も目立ちました。
「当館も欧米のお客さまが多かったのですが、コロナでぱったりと来なくなりました。影響は大きいですね」
――料理はどんなものを。
「調理師免許を持っており、腕を振るっています。高山といえば飛騨牛のイメージがありますが、『選べる飛騨牛』と銘打って、せいろやすき焼き、ステーキなどお客さまのご要望にお応えします。いろりでじっくり焼くイワナ、季節の前菜、お手製五平餅、なまずの刺し身も提供しています」
――コロナも収束の兆しが見えますが、客足は。
「まだ様子見の段階のようです。ただ、11月になると県民割も始まり、Go Toが再開されれば、明るさも戻って来るのではないでしょうか」
――新しいお店をオープンしたとか。
「宿の近くに『グリルダイニング弥七』というレストランを開業しました。隣には全天候型BBQ場もあります。コロナが収束し、高山に活気が出ることを願っています」
【客室16、1泊2食付き1万2千円から】