【いつか来る需要回復に向けて:再考 再構築 復活 2】安全衛生対策がニューノーマルに エクスペディアホールディングス代表取締役 マイケル・ダイクス

  • 2020年6月11日

 全国47都道府県で緊急事態宣言が解除されました。現在、政府はコロナ後における旅行を見据え、いかに外出や移動に関する規制を安全に緩和するのか、検討に乗り出していますが、宿泊施設にとって重要なのは、現在、旅行客が宿泊先決定時に最も重視するのが「清潔さ」と「安全衛生」であることを理解することです。

 弊社が実施したアンケート調査によると、年齢層や地域を問わず、圧倒的多数のお客さまが、旅行や宿泊先を決める際の主な判断基準として清潔さと安全衛生を挙げています。

 実際、旅行客を引きつけるため、世界の主要ホテルブランドはすでに安全衛生対策を発表し、実施しています。また、韓国やシンガポール、タイ等の国では、国内宿泊施設向けの安全衛生基準がすでに定められています。

 日本国内の宿泊施設も、宿泊者の安全確保のために実施している対策を公開することで、旅行客により強く訴求することができます。安全衛生対策をアピールすることは、Expedia Groupの旅行客に安心感を与えるとともに、さらに多くの旅行客の呼び込みにもつながります。 

 現在、旅行者の77%が、宿泊施設を検討する際に客室の清潔さに関する口コミを重視しています(※1)。さらに、国内旅行者の4人に3人(※2)および海外旅行者の半数(※3)が、旅行における一番の懸念事項として安全衛生を挙げています。

 この結果を受け、世界の宿泊施設が現在実施している安全衛生対策の最も多く見られる共通項目を明確にするため、弊社は世界中のパートナー施設さまへヒアリングを行いました。

 その結果、宿泊施設が行っている対策としては、清掃や消毒の強化、個別包装された食事の用意、客室への手指消毒液の設置、ソーシャルディスタンス(身体的距離)の確保、非対面でのチェックインやチェックアウトなどが共通項目として浮かび上がってきました。

 それを受けて、パートナー施設さまがご自身で簡単に弊社の販売サイトに安全衛生対策を掲載できる機能を、弊社のパートナー施設さま向けの管理画面「Partner Central」に追加いたしました。

 世界中の宿泊施設が営業を再開するにつれ、施設や客室の清潔さは、旅行客にとってますます重要になります。安全衛生対策を明確に伝えている宿泊施設は、より魅力的で、しっかりしている印象を与えます。

 適切な安全衛生対策を講じることが、旅行需要回復の鍵となります。旅行への安心感を取り戻すには、業界全体をあげて力を合わせていきましょう。

 (エクスペディアホールディングス代表取締役 マイケル・ダイクス)

 ※1 Expedia Groupの調査(2020年4月)
 ※2 TravelZooのアンケート調査(2020年5月)
 ※3 Vrboのアンケート調査(2020年4月)

 
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