私は毎朝、仕事を始める前に雑記帳を開きます。書く内容は、特に決まっていません。今日やりたいこと、昨日腹が立ったこと、うまくいかなかったこと、珍しく褒められたこと―思いつくままに書くだけです。時間にしてものの10分です。他人に見せるものでも、添削されるものでもありませんから、気楽なものです。日記のようにきちんと書こうとか、反省文をつづろうとか、そんな気負いは一切ありません。とにかく「ゆるく続ける」。それだけです。
実はこの習慣を始める前、私は自分のことを「理性的に考え、理性的に行動している」と思っていました。ところがそれは思い込みでした。実際には、その時の感情が思考を動かし、行動を決め、結果を生んでいたのです。
周りからの拒否反応、うまくいかない仕事、なんとなくいつも機嫌が悪い自分。それに気づいてはいても、どうすることもできませんでした。人のことはよく見えるのに、自分のこととなると、全く見えない。そういう状態が続いていたのです。
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