Trip.comグループ、WTTC「安全な旅行のための手順」準拠の旅行業界向け安全基準を発表

  • 2020年7月3日

 トリップ・ドットコムグループは6月22日に行ったグローバル・オンラインイベント「トラベル・オン」の中で、WTTC(世界旅行ツーリズム協議会)の「安全な旅行のための手順」に準拠した旅行業界向けの基準を策定したと発表した。空港、航空会社、ツアーオペレーター、コンベンションセンター・会議・イベント、ホテル・ホスピタリティ、小売の各分野で守るべき安全基準を具体的に明文化した。

 【空港】①セルフサービス機器、手荷物台車、カウンター、バギー、セキュリティチェックポイント、洗面所、エレベーター、手すり、搭乗エリアおよび一般エリアといった接触頻度の高い場所に対して、消費クリーニングを強化する②マスクなどの個人用防護具をスタッフに提供する③不特定多数との接触機会や行列を減らすための新しい看板と告知手段を導入する④到着後の遅延を防ぐために、可能な限り到着前に健康リスク評価方法を実施する⑤出発前のオンラインチェックイン、自動手荷物預け機でのセルフチェック、自宅での手荷物タグの印刷、生体認証電子ゲートの利用拡大とゲートでの搭乗券読み取りの改善を通じて、乗客との物理的接触機会を削減する⑦出入国審査が義務付けられている場合は、非接触赤外線温度計や耳式体温計を介して全身の体温を測り、利用者の負担にならないようなウォークスルー方式で実行する⑧レストランにおける食品の安全性と衛生面を強化し、ビュッフェでの受け渡しを回避するため、事前に包装された食品にする⑨可能であれば、手続きを迅速化するために政府や航空会社とともに入国審査場の再設計を検討する⑩到着時に申告が必要な場合は、接触を最小限に抑えるために電子申告を試用できるように手配する。非接触型のサービスを使用するのが理想的である。

 【航空会社】①マスクなどの個人用防護具をスタッフに提供する②出発前のオンラインチェックイン、自動手荷物預け機でのセルフチェック、自宅での手荷物タグ印刷、生体認証電子ゲートの利用拡大と搭乗券読み取りの改善を通じて、乗客との接触機会を削減する③チェックインや搭乗エリアなどの混雑するエリアでは、必用に応じて認証取得済みの手指消毒剤を提供する④接触頻度の高い場所に重点を置いて、洗面所、チェックイン、搭乗口を含む飛行機のすべてのエリアに対してクリーニングチームの清掃基準を見直すこと⑤搭乗方法を飛行機の後方から前方、窓側から通路側へという流れにすることを検討する⑥キャビン内の動きをできるだけ制限する⑦感染管理と衛生対策について、乗務員と現場スタッフに、再指導を行う。

 【ツアーオペレーター】①大型バスやその他の乗り物の衛生、消毒、および徹底的な清掃を強化する②手すり、ドアノブ、テーブル、車載トイレ、エアコンフィルター、座席頭上の荷物棚、ヘッドセットなどの接触頻度の高い箇所に重点を置いて、クリーニングを行うこと③事前に割り当てられ、ローテーションのない座席プラン④物理的な接触と行列をできるだけ制限する⑤会場、ホテル、レストランなどの利用タイミングをずらすことの呼びかけをする⑥提携レストランの健康、衛生、消毒および食品安全基準を強化する⑦パートナー、サプライヤー、ショップ、ショールーム、試飲・試食会場、ショップ、美術館、劇場、コンサートホール、工場、農場などと協力して、同等の安全基準を適用していることを確立する。

 【コンベンションセンター・会議・イベント】①可能であれば政府のガイダンスに基づき、座席の配置と通路に物理的な距離を設ける②必要に応じて視覚的な内容表示を作成する③現地の法律に応じて、会場の収容人数制限を引き下げる④会場内の各エリアにおいて、リスクの異なる領域を区別する⑤参加者に対して到着前のリスク評価アンケートの実施を検討する⑥参加者の移動の流れを良くするために、事前登録を利用して、受付や登録での物理的な接触、発生しうる行列を減らす⑦可能な限り、新型コロナウイルスの症状を示す参加者のために、会場外に隔離ユニットを構築する。

 【ホテル・ホスピタリティ】①部屋のキーカードなどの接触頻度の高い箇所に焦点を当てて、ホテル全体のクリーニングチームの基準の見直しをする②エレベーターなどに標識や案内を設定し、ゲストの社会的距離を確保する③手洗いやマスク、手袋の使用など、感染管理、社会的距離、および強化された衛生対策についてスタッフを再教育する④ホテル内にある不要なアイテムは全て撤去する⑤可能であれば、非接触型決済を含む自動化サービスを導入する⑥非接触型の配膳方法でルームサービスを提供する⑦ホテルは、デジタル的にも物理的にも、新しい健康・衛生安全基準について明確かつ一貫性のある強化されたコミュニケーションを顧客と図る。

 【小売】①徹底的なクリーニングの体制とする②スタッフには、社会的距離、体温測定器の使用、フェイスマスクの着用などの新しい方針について十分に理解させ、トレーニングを受けさせる③社会的距離の確保は店内に視覚的に分かりやすい目安を設置することで観察可能にする④デジタルマップ。順番待ち受付システム、電子メニュー、バーチャルパーソナルショッピング、ロービングコンシェルジュを導入して、接触機会を最小限に抑える⑤無料WiFiを提供することにより、非接触型決済とメールによる領収書発行を促進する⑥店舗の入口と出口だけでなく、敷地内やお手洗いにも手指消毒剤を設ける⑦カフェ、レストラン並びにその他の飲食店のあらゆる種類のメニューをデジタル化する⑧社会的距離を確保するよう、座席や行列の管理に特別な注意を払う⑨混雑を防ぐために、店舗の駐車場に一定の台数制限を設定する。

 
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