
近畿日本ツーリスト(KNT)と日本旅行は13日、大阪市の大阪第一ホテルで、2社コラボ企画「地域を元気にするプロジェクト」の第1弾商品「日本の旅 き・ら・り いしかわ」の販売促進会議を開いた。東日本大震災以来の自粛ムードで減少している石川県への観光客を取り戻そうと、同商品の魅力を両者の販売社員に説明した。
同商品は、厳選した宿の宿泊に加え、「いしかわランチ」が付いた1泊3食付きであることが特長。人気の地元グルメ「能登丼」などを含む13種類の中から昼食メニューを選べる「いしかわランチ」もセールスポイントで、ランチが不要な場合は、ランチを土産店や観光施設で使える1千円相当のクーポンに変更することもできる。
販促会議で登壇した大久保範繁・地域を元気にするプロジェクト推進協議会会長(日本旅行赤い風船西日本事業部北陸企画センター所長兼赤い風船西日本事業部チーフマネージャー)=写真=は、「石川県も東日本大震災の風評被害を受けている。石川は元気で、送客を待っている。KNTと日本旅行の昨年4月から9月の石川への送客数は約10万人弱。今回の商品で、1割アップの11万人を目指している。なんとかしてこの商品で送客を願いたい」と話した。
地元からは山口裕啓・県観光連盟副理事長が「今年始めにコラボ企画の提案があった。高い意気込みもあり、この機会に石川県の温泉を中心とする観光地を奮い立たせたいという意向もあり、助成措置をした。東日本大震災で出鼻をくじかれたが、5月の連休中は対前年並みの集客をすることができたが、6月7月の予約が厳しい状況」と送客を訴えた。
このほか商品説明では、斉藤隆志・県観光連盟事務局長が、「加賀四湯博」や「なつとくキャンペーン」、「白山スーパー林道片道無料キャンペーン」など地元の取り組みを中心に紹介した。
