KNTはこのほど、今年10月公開予定の映画「桜田門外ノ変」のオープンセット・ロケ地を先行見学するオフィシャルツアーを発売した。映画の支援団体の協力を受け、茨城県への観光誘客促進のために企画、販売するもの。映画公開前から毎月1本程度ツアーを実施していくことで、地元と映画の両方を盛り上げる。
「水戸藩開藩400年記念『桜田門外ノ変』映画化支援の会」(狩野安代表)の支援の協力で実現した。
ツアーでは、昼食には映画ロケ時に俳優やスタップが食べたものと同じ内容の弁当を用意するほか、関係者から説明を受けたり、ロケ中のエピソードを聞いたりしながらオープンセット内を見学できる。日本三名園の偕楽園で開催の「偕楽園梅まつり」や水戸徳川家ゆかりの品を展示する徳川博物館の見学も盛り込んだ。
出発日は27日。旅行代金は大人7100円、小中学生6500円。
映画に関わるツアーにより、3月から映画終了の来年2月までに、茨城県へ5千人の送客を目指す。
同社では今後も、映画のオープンセットやロケ地見学ツアーのほか、地域の特性や隠れた観光素材を盛り込んだツアーやイベントを実施する。