KNT—CTホールディングスは8日の取締役会で、連結子会社である近畿日本ツーリスト個人旅行(KNT個人旅行)とその100%子会社である近畿日本ツーリスト個人旅行販売(KNT個人旅行販売)の合併を決議した。10月1日付けでKNT個人がKNT個人旅行販売を吸収合併する。意思決定の迅速化と製販一体での販売体制の強化を図り、収益性の抜本的な向上を狙う。
会見でKNT—CTホールディングス常務取締役中辻康裕氏は「KNTの個人旅行部門は赤字。早期の黒字化を図りたい。利用者のニーズにスピードを持って対応するために、組織も人も同一の指揮系統で経営するのが最善と判断した」と説明。
合併後の会社名はKNT個人を継続し、代表取締役社長は岡本邦夫氏が引き続き就く。資本金は1億円。店舗、従業員も引き継ぐ。