
KNT—CTホールディングス(HD)は1日、事業戦略統括部を新設し、国内旅行・海外旅行・訪日旅行など6事業部を傘下に置くなどの組織改正を実施した。今までのHDは管理部門だけだったが、事業部門を置くことで、近畿日本ツーリストなど子会社への指揮を明確化し、戦略の統一と強化を図るとともに、今後成長が見込まれる訪日旅行分野に対し、HDが主体になって取り組む狙いがある。
事業戦略統括部では、国内と海外販売・仕入の方針策定、情報収集、リスクマネジメント▽訪日旅行促進のための戦略立案・指導・実施と商品企画・販売機能▽旅行関連商品の統括管理▽大型スポーツイベントでの関係団体などとの連絡・渉外業務、契約締結▽地域誘客提案、実施—などの機能をHDに集約する。さらに訪日旅行部に「訪日FITセンター」を新設した。
その他の変更点として、HDの経営戦略機能を明確化するため、「経営企画部」を「経営戦略統括部」に、広報機能を明確化するため、「総務部」を「総務広報部」に名称変更した。さらに、HDとグループ会社間の人事機能を明確化するため、「人事部」を置いた。
HDの組織改正に伴い、近畿日本ツーリストも組織改正を実施した。
