JTBグローバルマーケティング&トラベルは4日、訪日個人観光客向け国内パッケージツアー「サンライズツアー」の11年新商品を発売。体験型商品を拡充したほか、外国人客に知られていない観光地の提案や羽田空港の国際化に対応した羽田空港送迎プランの設定などを行っている。
発売は英語ツアーの全173コース。人気の寿司握り体験、忍者・侍体験、着物の着付けなどの体験型コースで、訪日リピーターを取り込む。馬籠・妻籠や鳥羽・伊勢、直島、城崎温泉などを新たな地域として提案し、訪日客が集中する大都市からの送客を図る。
羽田空港から都内ホテル間のタクシー送迎プランでは、空港到着時やホテル出発時に英語対応スタッフが案内する。
円高対策として、人気コースの一部で約10%値下げするなどして、「厳しい経済環境下、訪日需要の拡大に積極的に取り組む」(同社)。
中国語ツアーも12月上旬に発売予定。
11年の販売目標は対前年20%増の21万人。