JR東日本は8日、東京・新宿~伊豆急下田間を走行する新たな観光特急列車の名称を「サフィール踊り子」に決定したと発表した。宝石のサファイヤ(仏語サフィール)のような青く輝く美しい伊豆の海と空をイメージさせ、上質、高級で優雅な旅を楽しんでもらいたいという願いを込めた。2020年春の運行開始を予定している。
サフィール踊り子は、伊豆エリアのブランディングを通じ地域と連携し、乗客に伊豆の「本物の魅力」を体験してもらうとともに、その魅力を世界に発信するために新造。「大人のIZU 本物のIZU」を導入コンセプトとしている。
8両・2編成で定員164人。1号車(伊豆急下田方)は同社初となるプレミアムグリーン車。ゆったりとしたプライベート空間とくつろぎの空間を実現する1+1列の座席を採用。天窓と窓からのダイナミックな車窓を楽しめるよう収納スペースを席下に配置する。
2、3号車は、仲間や家族と目的地までゆったりとした時間を過ごせるグリーン個室で、落ち着いてくつろげるカフェをイメージした。5~8号車は、天窓からの日の光がガラス製荷棚を通して車内に降り注ぐ空間が心地よいグリーン車。
4号車はヌードルバー。オープンスタイルのキッチンで、こだわりの麺(ヌードル)を目の前で調理できる。車窓を流れる相模湾の景色を眺めながら食事を楽しめるカウンター席とボックス席を設置する。
車体ロゴは宝石のサファイアをイメージして制作した。
サフィール踊り子(イメージ)