日本旅行業協会(JATA、金井耿会長)は、国内宿泊旅行拡大キャンペーン「もう1泊、もう1度(たび)」での冬のテーマを「木の香りのする日本式の温泉旅館」に設定。JATA会員の旅行会社にこのテーマに合った旅行の販売を促し、一般的にオフ期である12月から3月までの需要を喚起したい考えだ。
販促グッズとして活用してもらうための温泉と入浴の情報冊子「温泉健康美容読本」も10万部作成。今月下旬にも国内旅行を取り扱うJATA会員旅行会社に配布する予定。会員会社でのキャンペーン展開についてはテーマ以外は各社の裁量に任せる方針だ。
キャンペーンを前に今月11日には全国紙に1ページサイズの広告を掲載。畳敷きの宿で鍋料理を味わってくつろぐというイメージ写真で一般消費者の旅心をそそり、JATA会員への旅行の申し込みにつなげる内容。紙面では温泉読本の1千冊のプレゼントも行ったが、応募を当日に締め切るほどの反響があった。
今後の展開としてBS・CS放送でのCMも検討しているという。