日本ホテル・レストラン・サービス技能協会(HRS)は6月8日、東京の八芳園で「第10回日本料理接遇ランクアップセミナー」を開く。日本料理店や旅館・ホテルなど料飲業界のプロや一般を対象に、サービスの現場における正しい接遇や、日本料理の食卓作法を学んでもらう。「旅館・ホテルの支配人、料飲、接客担当者のレベルアップにも最適」と同協会。協会では現在、受講者を募集している。
講師はゲスト講師の観世清和(二十六世観世宗家)、中村孝明(レストラン中村孝明オーナーシェフ)両氏と保田朱美(HRSマスター認定講師、日本料理マナーサービス研究所)、三谷柚紀子(日本料理食卓作法認定講師、日本舞踊花柳流師範)、野口美智子(日本料理食卓作法認定講師、京王プラザホテル「蒼樹庵」女将)の各氏。
能楽観世流家元の観世氏は「能楽から学ぶ『作法のこころ』」、人気テレビ番組の「和の鉄人」でも知られる中村氏は「私流 日本料理を語る・見せる技」と題し、それぞれの専門分野からサービスの真髄を語る。
保田氏は午餐(さん)会の場で食卓作法を実践・講義。三谷氏は日本料理の歴史と概略、野口氏は日本料理の接客と接遇をそれぞれ講義する。
セミナー受講者には修了証が渡される。
なお、同セミナーはHRSが今年度実施する「第10回日本料理食卓作法講師認定試験」の受験者は必ず受講することになっている。
受講料は一般2万6千円、HRS会員2万2千円。HRSがセミナーの案内書を送付した旅館・ホテルの女将関係者は会員料金に割引される特典もある。
受講申し込みは6月1日までにHRS(東京都千代田区飯田橋3—3—11、ばんらいビル。TEL03・5226・6811)へ(定員になり次第締め切り)。