市の物産をＰＲする池本事務局長（左）と須田主任主査
静岡県菊川市は5月30、31日、テレビなどでも話題の溶けないアイス「くずシャリシャリ」などスイーツや特産の深蒸し菊川茶、観光などをＰＲする「深蒸し茶発祥の地 静岡県菊川市物産展」を東京都中央区の日本橋イベントスペースで開催した。会場では、7月18日に開催される「2019全国田んぼアートサミットｉｎ菊川市」の紹介や特産の菊川茶、メロンの販売などを行った。
菊川市は、静岡県の東遠地域にあり、日本一の大茶園「牧之原台地」が広がるなど深蒸し茶発祥の「お茶のまち」として知られる。秋冬期に茶園周辺のススキやササを刈り取り、茶畑に有機物として敷き込む伝統農法「茶草場農法」は世界農業遺産にも認定されている。
特産品は、深蒸し菊川茶のほか、茶を使ったジャム、ようかん、糖度が高いアローマメロンなどがある。最近は、インスタ映えするスイーツとしてくずシャリアイスやプリン大福、とうふ菓子などが人気だ。
菊川市観光協会の池本雅之事務局長は「深蒸し茶がシーズンを迎えている。茶とおからで作った菓子『おからのきもち』や『茶ポップコーン』など、茶の加工品も増えている。深蒸し茶発祥の菊川を訪れてほしい」と呼び掛けた。また、話題の観光スポットとして、カフェ「ｓａｎ ｇｒａｍｓ ｇｒｅｅｎ ｔｅａ＆ｇａｒｄｅｎ ｃａｆｅ」での茶の飲み比べ体験を薦めた。
菊川市商工観光課の須田有史主任主査は「今年は、菊川市市政15年の年。名産のメロン、ブルーベリーなど取れたてやスイーツなど作りたてのものを首都圏の人に味わってほしいと思いイベントを開催した」と開催趣旨を説明。「市にはロープウエーで約100メートルの空中散歩が楽しめる『野猿』など自然もたくさんある。静岡ＤＣなどをきっかけに遊びにきてもらえれば」と自然体験が楽しめる場所として紹介した。市では、6月からはブルーベリー摘み取り体験や茶摘み体験、農産物収穫体験ができる「グリーンツーリズム」などが楽しめる。
市の物産をＰＲする池本事務局長（左）と須田主任主査
