玉田氏、モリナ氏
「多彩な日本」を楽しむサステナブルな旅
「Japón Colorido(ハポン コロリード)」は、スペイン・ポルトガルおよび中南米市場の現地調査に基づき、日本の桜鑑賞への高い需要と、イースター休暇における長期滞在ニーズに着目して造成した、13泊14日の周遊型ツアーです。定番のゴールデンルートにとどまらず、四国や九州といった地方の持つ豊かな地域資源に光を当て、その地域でしか体験できない魅力的な観光を組み込みました。
スペイン語ガイドによるシートインコーチ(乗り合い型バスツアー)商品とすることで、収益性を確保し継続販売が可能なビジネスモデルを実現したことが評価され、「ツアーグランプリ2026」の訪日旅行部門において「観光庁長官賞」を受賞しました。
地域選定にあたっては、市場ニーズはもちろんのこと、地域固有の自然・文化、地域誘客への寄与といった点を重視しました。
四国と九州は、独自の自然や歴史、伝統文化を有しており、同市場から高い関心が寄せられていました。愛媛・大洲では、歴史的町並みを体感できる町家を改装した宿泊施設に滞在。別府では温泉体験、国東半島のお寺では護摩祈願、福岡・柳川では地元に伝わるつるし雛(びな)「さげもん」を鑑賞するなど、地域に根差した日本の多彩な魅力(Japón Colorido)を盛り込みました。
また、公共フェリーを移動手段に活用することで、四国と九州を効率的かつ魅力的に結ぶ周遊ルートを実現しました。さらに、地元の観光事業者との連携は、地域経済への直接的な効果だけでなく、観光地としてのノウハウ蓄積といった好循環をもたらしました。
また、サステナブルを単なるキーワードにせず、各プログラムにおいてサステナブルツーリズムの国際基準(GSTCスタンダード)に準拠した取り組みを明文化し、お客さまや観光事業者にも見える形でサステナビリティへの貢献を発信しました。
本商品は、四国と九州、それぞれの地域にゆかりのある私たちが「多彩な日本を味わっていただきたい」という思いを込めて趣向を凝らした旅程を企画しました。お遍路さんがお経を読む姿を興味深くご覧になったり、護摩祈願のお寺の和尚さまとの対話を楽しまれたり、フェリー移動について“Perfecto!(素晴らしい)”とお言葉をいただけたりと、お客さまのポジティブな反応に大きな達成感がありました。
この経験を励みに、チームメンバーとともに市場のトレンドを捉えながら、日本の新たな観光資源を見いだし、お客さまに喜んでいただけるツアーを提供してまいります。

玉田氏、モリナ氏




