発表会で弟子入り旅キャンペーンをアピール
高知県は10月1日から、県内各地の文化や技術を地域の担い手から直接学ぶ「高知県 弟子入り旅キャンペーン」を始めた。これに先立ち9月30日、東京都内で発表会を開き、県の担当者がキャンペーンの概要やプログラムを紹介した。
同県は2024年度から、観光地を訪れるだけでなく、絶景や食、地元の人との交流など、高知の魅力を深く体験してもらう「どっぷり高知旅キャンペーン」を展開。その一環として、地域の人と触れ合える「どっぷり体験プログラム」を80種類以上提供している。
今回はその中から、職人や地域の担い手に弟子入りするように、文化や技術に触れることができる8プログラムを選定。鍛冶屋での刃物づくり(四万十町)や、漁師と四万十川の伝統漁法を体験するプログラム(四万十市)、土佐和紙づくり(土佐市)などを用意した。子供から大人まで気軽に楽しめ、職人と近い距離で学べることが特徴だ。
発表会で高知県観光振興スポーツ部観光政策課の西村陸主幹は、日本国内で伝統工芸品に関わる従業者数が1998年の約11万5千人から2020年には約5万4千人に半減していると説明。「特に高知県は人口減少が全国より約15年先行し、地域の文化や技術の担い手をどう確保するかが課題」と指摘した。その上で、「観光を入り口として、職人の本物の技や生き方に触れていただき、一過性の観光客にとどまらず、地域を末永く応援してもらえる関係人口の獲得を目指す」と、施策の意図を説明した。
発表会では、対象プログラムの一つ、土佐和紙作りを紹介。井上手すき工房(土佐市)の4代目、井上みどり氏は「土佐和紙は高知で千年以上継承されてきた代表的な工芸品。まずはものづくりの楽しさを知ってほしい」と来訪を呼び掛けた。
対象プログラムの参加者には、オリジナルの「弟子入り認定証」を進呈。10月24日から高知市内で開かれるよさこいイベント「よさこい高知 宵の舞~秋の陣~」の会場で認定証を提示すると、ひろめ市場で利用できる割引券と引き換えることができる。キャンペーン期間は11月30日まで。

発表会で弟子入り旅キャンペーンをアピール





