今年度で創立80周年 さらなる情報発信、誘客を強化
静岡県観光協会は、昭和21年9月に設立され、今年度で創立80周年の節目を迎えました。これまで東京・大阪・名古屋や富士山静岡空港への観光案内所の設置、国内外での誘客キャンペーン等を展開し、平成25年に公益社団法人へ移行しました。
さらに平成29年には静岡県全域をエリアとする日本版DMOに登録され、観光地域づくりの司令塔としての役割を担うこととなりました。当協会には、市町や観光協会、温泉旅館組合、観光事業者等への支援を行う地域密着の公益的な役割に加え、マーケティングを駆使して地域の稼ぐ力を引き出す「観光地経営の中核組織」としての役割が期待されています。
また、近年のわが国の観光産業の状況は、コロナ禍を脱し、インバウンドをはじめとする旅行消費額は全国的には伸びておりますが、静岡県では微増にとどまっており、とりわけ訪日外国人延べ宿泊者数はコロナ禍前の水準を回復しておらず、観光振興施策の一層の推進が求められています。
こうした課題を整理し的確に対応していくため、当協会では本年3月に中期事業戦略を策定しました。この事業戦略においては、当協会の在り方を再定義し、「自ら考え実行する地域の司令塔として、域内消費の拡大に寄与する」ことをミッションとしました。これを実現するため、地域が主体となり文化や資源を活かして持続可能な観光を実現する「コミュニティーツーリズムの推進」や、来訪者の期待を上回る価値を提供する「高付加価値旅行の推進」などを事業の柱として定めています。
具体的な取り組みとして、今年度、消費者の個人旅行化やデジタル環境の変化に対応するため情報発信の強化を図り、観光公式サイト「ハローナビしずおか」の全面改修を行いました。スマートフォン対応や動線などを見直し、閲覧者が直感的に回遊できる環境の整備と旅行者のニーズをとらえた情報発信に取り組んでいます。また、インバウンド消費の増加につなげるためゴルフツーリズムの強化に力を入れており、富士山静岡空港への就航先と連携した空港周辺でのゴルフ誘客や、富士山を見ながらのプレーできる富士山周辺エリアでのゴルフ誘客を図っています。
今後も、海外では「富士山」をしずおか旅のコアバリューとし、また、国内ではアニメ、ロケ等のコンテンツを活用した”推し活”の拠点を目指す戦略のもと、地域のステークホルダーを巻き込みながら、事業を展開していきます。

神戸氏




